エロメンたちの新たなる挑戦。劇団Rexy『ロミオとジュリエットですが…』

 女性向けのアダルトコンテンツに出演するイケメン俳優「エロメン」たちがなんと劇団を結成。映像の世界から抜け出し舞台でファンの前に姿を現すことになった。

 稽古場には台本片手にいつもと違う彼らの姿。「台詞覚えが悪いので不安しかないですね」と月野帯人がいきなり本音を語れば「映像だと撮り直しがきくけど…」と北野翔太が思わず同調。そしてふだんは女性監督のもとで女性を相手にすることが多いことから、月野が「僕は女性とのほうがテンション上がりますね」と言えば、北澤剛は「逆にやりやすい。女性用だと気をつけなければいけない部分がいっぱい出てくるんですけど、今回はそういうわけでもないので」と人それぞれ。そんな真面目な空気の中、「やっぱりオッパイを見ないとテンションが上がりませんよ(笑)」と北野が笑わせる。

 7人のメンバーの中で舞台の経験のあるのが一徹、有馬芳彦、渡部拓哉。一徹が「今回、プロの脚本・演出家の方がいらっしゃって、改めて基礎を底上げさせてもらういい機会だなって思います」と語れば、有馬は「他の舞台ではほぼ悪役。久々に悪役じゃない役をやるのは僕自身楽しみ」、渡部も「僕らのやっていることがちょっとずつ世間に浸透してきたなかで、もっと盛り上げていこうというメンバーが集まった。僕としては一表現者として新たなジャンルへの挑戦」とそれぞれ語る。

 初舞台の小田涼も「自分としては新しいジャンルを開くいい機会になればいい。でも自分たちが面白いと思うこととお客さんが面白いということが一致して面白い作品になればいいなって思っています」と前向きだ。

 タイトルを見るとロミオとジュリエットをモチーフとしたものが想像される。でも女優は出ない。「そこはみなさんのご想像にお任せします。シチュエーションコメディーになっているので、みなさんに楽しんでいただける作品になると思います」(一徹)とのこと。

劇団Rexy『ロミオとジュリエットですが…』
【日程】11月21日(土)~24日(火)【会場】シアターモリエール(新宿)【出演】一徹、月野帯人、有馬芳彦、北野翔太、渡部拓哉、小田涼、北澤剛【オフィシャルサイト】 http://rexy.tokyo/