「成功の秘訣は結果を気にしすぎないこと」鈴木尚広さん(読売ジャイアンツ)
初めてのプロ野球現役選手の出演です。足のスペシャリストで昨年、走塁の秘訣を書いた『失敗することは考えない』という本を出されました。このタイトルはどういうイメージで?
「結果というものは不特定多数の要素が入っていて、うまくいくときもあるし、100%の人間なんていないので、もちろん失敗は必ずするんですが、始まる前からそういうことを考えてしまっては何もできないですよね。だからそういった中で準備をすることによって、そういう不安というものを排除していくということも含めて、失敗することを考えないという題名にさせてもらったんです」
成功するイメージを持つことは大事ですよね。
「それが一番大事。始まる前からそういうことを考えてしまうと、やはり人の思いというものは強いですから、そういうふうになってしまいますよね」
20年も現役を続ける秘訣。
「野球が上手くなりたいという気持ちが一番大事。あとは野球と仕事に対して真摯に向き合って積み上げていけば僕みたいな人間でも20年できるようになります。積み重ねていった結果がいま20年というものになっているんだと思います。まだまだ若い子には負けません」
今年の目標は?
「日本一しかないです。巨人は日本一にならないと評価されないチームですから。由伸監督とは現役時代ロッカーが隣りでしたし、代走と代打という役割の中で常に一緒に準備をしていたので、監督を男にしたいという気持ちは人一倍強いですから。あと日本一から遠ざかっていますし」
元気の秘訣は?
「いつも笑顔でいることと気持ちもいつも若く。そしてネガティブなことも言わないで常にポジティブで物事を考えていく。後は結果を気にしすぎないといったことも大事なので、そのために準備を費やすということも大事ですし、そういうものが自分にとって元気の秘訣につながっていくと思います」