石坂浩二がボッティチェリ展でトーク「宝もの見つけて」
石坂浩二が24日、東京都美術館で開催中の『ボッティチェリ展』でトークショーを行った。
画家としても活躍する石坂はボッティチェリの作品にも詳しい。トークショーでは『バラ園の聖母』や『ラーマ家東方三博士の礼拝』『美しきシモネッタの肖像』など、お気に入りの5作品を自ら解説。色使いやそのバランス、巧妙な構図の説明などとうとうと語り、その博識ぶりに同席した学芸員も舌を巻いていたた。
同展は、フィレンツェを中心に国内外から20点以上のボッティチェリの作品を集めている。ボッティチェリの師の息子で自らの弟子でもあるフィリッピーノ・リッピの作品も合わせ、約80展でボッティチェリの初期から晩年までをたどる。
石坂は、「これほどボッティチェリの作品が彼の生涯にわたって見られる展覧会はありません。この機会に見てほしい」とPR。また、MCを務めた安東弘樹に美術館や展覧会の楽しみかたについて聞かれると、「(展覧会や美術館に来たら)なにか一つを愛する絵とこっそり決めてください。人には教えないで!それを自分の宝物にしてください。そしてまた、その絵、宝物を探すんです。外国ならそれに会いに行って」と、伝授した。
『ボッティチェリ展』は、4月3日まで同所で。月曜、3月22日は休室。3月21、28日は開室。