4・24「K-1」に卜部弘嵩参戦! ブラジルのパウロ・テバウと対戦
K-1が8日会見を開き、「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-60kg日本代表決定トーナメント~」(4月24日、東京・代々木競技場第二体育館)で行われるスーパーファイト3試合とプレリミナリーファイト3試合を発表した。
3月4日の代々木大会でヨハネス・ウルフに判定で敗れた-60kg王者の卜部弘嵩が連続参戦。ブラジルのパウロ・テバウと対戦する。テバウは通算12戦11勝1敗、7KO勝ちのハードパンチャー。「一日も早く試合がしたい」と前田憲作K-1プロデューサーに卜部が直訴し実現した。
卜部は「情けない試合をしてしまいましたが、こうして名誉挽回の機会をいただいたことを感謝したい。気持ちを引き締め直して次の試合に臨みたい」と神妙な表情で挨拶。
相手については「映像は見た。好戦的な倒しに来るファイター。僕もこの前の試合のように気持ちの乗っていないような試合をするのではなくて、自分らしくガンガン攻めていきたい」と話した。
ウルフ戦の敗戦については「心構えが良くなかった。試合前に今までやってきたことをいろいろ変えてしまった。自分が持っている今までやってきたことをやらずに、いろいろ取り入れすぎた。自分が全く出ていなかった。(具体的には)食生活をかなり変えて、減量法も変えた。減量期間がすごく長かった。試合当日にいつもよりパワーが出ない感じがした。自分に合っていなかった」と振り返り「(今回は)自分の強さをしっかり出せる練習と調整をして臨みたい」と話した。
通常、王者はベルトを持って会見に臨むのだが、この日の卜部は手ぶら。
「チャンピオンとして臨まなければいけない試合ですが、もう一度去年と同じようなチャレンジャーの気持ちで今回の試合は行きたいと思うので、あえて持ってきませんでした」と語った。
また「渡部太基vs山崎陽一」「松倉信太郎vs秋元和也」の-70kgスーパーファイトが2試合組まれた。
渡部はKrush-67kg王座獲得後、最初の試合。昨年の-70kg初代王者決定トーナメントに出場したものの、1回戦でジョーダン・ピケオーに敗れていることから「K-1では勝てていないので、しっかり勝ち星をあげたい。負けていい試合というものはない。王者になって改めてその思いは強くなった。必ず勝ちにいく」と話した。
プレリミナリーファイトは「山本直樹vs川口拓真」(-60kg)、「内山政人vs牧野智昭」(-70kg)、「高下由暉vs篠原悠人」(-65kg)の3試合。篠原は昨年行われたK-1甲子園2015 -65kg王者。