ファッションデザインとアートが一つになる『MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事』
国立新美術館「MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事」展示風景 撮影:吉村昌也
世界的デザイナー三宅一生が、活動を開始した1970年から現在に至る約45年間の仕事を紹介する大規模展。初期から最新プロジェクトまでの全仕事を通して、ものづくりに対する三宅の考え方やデザインアプローチを明らかにし、さらなる可能性に迫っていく。
本展は大きく3つのセクションで構成。デザイナー吉岡徳仁が空間デザインを手がけたSection AとBでは、今回の展覧会のために新たにデザインされた「グリッド・ボディ」を用いての展示。グラフィック・デザイナーの佐藤卓が会場デザインを担当したSection Cでは、ユニークな展示スタイルで三宅の衣服の持つ魅力を再発見できる。
時代や社会が求めるものを敏感に感じ取り人間を中心に置いた服づくりを行ってきた三宅の姿勢や、伝統や職人技を自身の衣服デザインに生かすとともに新素材や技術を探求してきた三宅の方法論などを通して、デザインの力にも改めて気づくことができるはず。
MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事
国立新美術館 開催中〜6月13日(月)
【時間】10〜18時(金曜は20時まで。入場は閉館の30分前まで)
【休】火曜日(5/3は開館)
【料金】一般1300円、大学生800円
【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)
【交通】地下鉄 乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
【URL】 http://2016.miyakeissey.org