GWでお金使いすぎないようにしないと…『8月の家族たち August:Osage County』

 ピューリッツァー賞戯曲部門とトニー賞最優秀作品賞ほか4部門を受賞したトレイシー・レッツの『8月の家族たち August:Osage County』をケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が上演台本と演出を担当し上演する。

 レッツは米国の脚本家・劇作家・俳優で、本作は自身の生まれ故郷であるオクラホマを舞台に、幼いころの実体験をもとに描いたもの。8月の酷暑のオクラホマ州の一軒家で繰り広げられる三姉妹と家族をめぐるブラックコメディー。ブロードウェイでは2年で648回の公演を行うほどの人気作で2013年にはメリル・ストリープ、ジュリア・ロバーツといったそうそうたる顔ぶれで映画化もされているので、ご存知の人も多いだろう。

 日本で「三姉妹作品」といえばKERA。過去には自らの戯曲である『わが闇』『祈りと怪物』のみならずチェーホフの『三人姉妹』を演出。KERAの手掛ける「三姉妹作品」にはハズレはない。

 ナイロン100℃以外でも多くの作品を手掛けるKERAだが、今回は麻実れいなど初顔合わせの俳優もおり、舞台上はいつもとはちょっと違った風景になりそうなのも興味深い。

『8月の家族たち August:Osage County』
【日時】5月7日(土)〜29日(日)(開演は火木13時、水土13時/18時30分、金18時30分、日13時。※7日(土)は18時30分のみ。8(日)は18時30分開演。26日(木)は18時30分開演。月曜休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)
【会場】Bunkamuraシアターコクーン(渋谷)
【料金】S席1万円、A席8000円、コクーンシート5000円
【問い合わせ】Bunkamuraチケットセンター(TEL:03-3477-9999=10〜17時30分 [HP] http://www.bunkamura.co.jp/
【作】トレイシー・レッツ
【上演台本・演出】ケラリーノ・サンドロヴィッチ
【出演】麻実れい、秋山菜津子、常盤貴子、音月桂、橋本さとし、犬山イヌコ、羽鳥名美子、中村靖日、藤田秀世、小野花梨、村井國夫、木場勝己、生瀬勝久