6.24 K-1 スーパーファイトカード発表

 6月24日(金)東京・国立代々木第二競技場で開催される「K-1 WORLD GP 2016 ~-65kg世界最強決定トーナメント~」のスーパーファイトの対戦カードが11日、都内の会場で発表された。

 4月24日の大会で電撃参戦が発表された城戸康裕は、Krush -67kg王者の渡部太基と-70㎏ Fightで対戦。また、上原誠は、6年前に判定で敗れた高萩ツトムとHEAVYWEIGHT Fightで対戦する。

 会見場に現れた城戸は「誰だコレっていうような弱い奴がいいって(前田憲作K-1プロデューサーに)言ったのに、愛をあまり感じないですね。だって渡部選手、めっちゃ強いですもん。電話で連絡もらった時はマジかと思ってドキドキしましたが、でもやるしかないです」と城戸節をさく裂。対する渡部は「何でも出来る世界で唯一通用する日本人選手だと思う。強いなと思って見ていた」と真面目なコメント。ハイキック対決が予想されるが…という記者からの質問には「ハイキックで倒そうと思っていたらネタばらしになるので、言わないで下さい」と言いつつも、「2人で同時にハイキックをやって、両方倒れたら面白い。盛り上がればいいです」とハイキック宣言? これに対し渡部も「俺もハイキックだしますよ」と受けて立つ構えをみせた。さらに「僕はあまり面白ことが言えないですけど、(城戸は)大先輩ですが、いいキャラクターだと思う」と返した。「いつも通りガンガンにいって会場を盛り上げ、大会のベストバウトにする」と渡部がコメントすると城戸は「闘牛士ですね。渡部選手がガンガン来て、俺がいなす。そこに会場の誰かが槍を投げてくれれば(笑)」と最後まで城戸節を貫いた。

 また、上原は「6年前に負けた借りをしっかり取って倒したいと思う。当時はずっと勝てると思っていたが、実際には負けてしまって…。でもその負けがあったから、今の自分がいる。高萩選手のお陰で昔よりはるかに強くなっているので感謝しています」とコメント。高萩は「6年前の結果は過去の話ですし、判定だったので、今回はしっかりKOして、僕の方が強いとアピールしたい。(上原選手は)実績はあるし、かなり強いと思いますが、僕も決して弱いと思っていないので、かなりハイレベルな試合になると思う」と語った。

 さらにこの日は、リザーブファイトに出場する木村“フィリップ”ミノルとNOMANも登場。木村は「11月と3月と2連敗して、気持ちもどん底に落ちた。ここから這い上がる男がどれだけ怖いかを見せたい。早く試合がしたくてたまらない。やばいものを見せるので期待していて下さい」といつもの木村らしい強気のコメント。しかし、どん底だったという時期については「去年ゲーオに勝ってから、常にプレッシャーがある状態で頭がおかしくなりそうだった。その中でゲーオ戦、野杁戦と続けて負けて…でもそこから十分な休養期間がとれ、4月の大会を観客の立場から初めてみた時に、うらやましさと悔しさ、そしてファイターって素晴らしいという気持ち、ハングリー精神がよみがえってきた。今度の試合は3R楽しんで最後の最後にKOできればベストかな」と振り返った。対するNOMANは「日本トーナメントは一回戦で負けましたが、今回選んでいただいた以上しっかり頑張りたいと思います。3年前木村選手と対戦したんですけど、完全になめてかかり、KO負けしてしまった。負けて当たり前の精神状態でした」と過去の対戦を振り返りながらも「(今度の試合は)KO決着になると思う。試合で見せたい」と締めくくった。