クラシックの名曲に身も心も任せて「外山啓介 ピアノ・リサイタル 2016〜ベートーヴェン&リスト〜」

 人気、実力とも兼ね備えたピアニストの外山啓介がリサイタル・ツアーを敢行する。

 記念すべき10回目となるリサイタル・ツアーで、プログラムは自身の思い入れが深いという作品を集めて構成した。前半はベートーヴェンの『月光』と『テンペスト』。後者を取り上げるのは初めてだといい、ベートーヴェンが残した楽曲のなかでも特別なものといえる両作品に外山がどのように向かい合うのかが楽しみだ。リストは、『愛の夢〜3つのノクターン〜S5.41』『ラ・カンパネラ』、ワーグナー/リストの『イゾルデの愛の死S.447』『バラード第2番』など。『バラード第2番』は、ピアニストをあきらめかけた時期に立ち直るきっかけを与えてくれた楽曲なのだそう。

 いつでも心に響くピアノを聴かせてくれる外山だが、今回のリサイタルではいつも以上に心の琴線を震わせる演奏で名曲の数々を届けてくれるはずだ。

 夏休みやホリデーシーズンはとかくアゲアゲのパーティーチューンやタテのりのロックなどが重宝さがちだが、こうしたクラシック音楽も、夏フェスとは別の、音楽の豊かさを感じさせる。

【日程】8月7日(日)13時30分開場/14時開演
【会場】サントリーホール
【料金】S席4000円、A席3000円(全席指定・税込)
【問い合わせ】チケットスペース 03-3234-9999