小池都知事が五輪旗が受け取る 安倍首相がマリオに変身

2020年7月24日0時まで時を刻む時計の針が動き出した!!

「東京五輪まで1431日」『みんなのHAND OVER Rio to Tokyo』開催

1. 小池都知事の手に五輪旗が渡る(写真:AP/アフロ)  2.土管の中から現れたのはなんと“安倍マリオ”(写真:ロイター/アフロ)  3.さまざまな国の言葉で「ありがとう」(写真:ロイター/アフロ)

 リオ五輪の閉会式が21日(日本時間22日)、リオデジャネイロ市のマラカナン競技場で行われ、17日間の熱戦に幕が下ろされた。

 閉会式では次回開催都市の東京に五輪旗が送られる「フラッグハンドオーバーセレモニー」が行われ、リオ市のエドゥアルド・パエス市長から国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長を経て、小池百合子東京都知事に五輪旗が手渡された。

 その後、約8分間にわたり「LOVE SPORT」をテーマに、次回開催都市の東京を紹介するパフォーマンスが繰り広げられた。

 クリエーティブディレクターの佐々木宏氏が監督を務め、テクノポップユニット「Perfume」の振り付けで知られるMIKIKOさんが演出、歌手の椎名林檎さんが音楽を担当したこのパフォーマンス。まず巨大な日の丸がフィールドに映し出され、その後「ARIGATO」など、各国の言葉で感謝を伝える人文字が次々と現れた。

「LOVE SPORT」をテーマに、スーパーマリオブラザーズのマリオやハローキティ、ドラえもんなど世界に知られたゲームやアニメキャラクターが次々と登場。最新の映像技術も駆使し、“クールな東京”をアピールした。

 競技場に映し出された映像では、東京からリオへ赤いボールをリレーする演出の中で、北島康介さん、高橋尚子さんら日本を代表する金メダリストと、キャプテン翼、パックマン、ハローキティといった世界的に人気の高いキャラクターがボールをつなぐ。最後は安倍晋三首相がスーパーマリオに変身。ドラえもんが「四次元ポケット」から取り出した土管に飛び込むと地球の裏側のリオにワープ。競技場の中央に現れた土管からマリオに扮した安倍晋三首相が登場した。

 その後も、AR(拡張現実)技術などを駆使した映像で、未来のスポーツ中継の可能性を示唆する、斬新なパフォーマンスを繰り広げ “クールな東京”をアピールした。

 五輪旗を受け取った小池知事は閉会式後「五輪旗は見かけより重くなかったが(東京大会を開催する)責任の重さにずしっときた。次回大会では、まごころを込めた最高のおもてなしでお迎えする」と述べた。また一夜明けた22日朝(日本時間同日夜)の会見では、演出の中で安倍晋三首相がマリオにふんして登場したことについては「総理が大活躍して、国がもっと(五輪準備に)関与してくれるのかなという意思表示と受け止めた」と評した。