9・19SB 鈴木、ゾウガリが「S-cup」へ向け上々のTKO勝利

鈴木(右)のヒザがぐさり(写真cSHOOT BOXING)

 シュートボクシング(SB)の『SHOOT BOXING 2016 act.4』が19日、東京・後楽園ホールで行われた。

 メーンでは鈴木博昭がジョーイ・ラケットと対戦。1R2分32秒、3ノックダウンを奪い、TKOで勝利を収めた。
 鈴木は左フックで1度目のダウンを奪うと、立ち上がったラケットに右ハイキックを放ち2度目のダウンを奪う。逆襲に出るラケットがパンチで前に出ると、鈴木は組み付いてヒザ蹴り連打で圧倒。そして左ハイをクリーンヒットさせ、3度目のダウンを奪った。

 セミではザカリア・ゾウガリーがUMAに2R2分52秒でTKO勝ちを収めた。
 1R序盤こそUMAが前蹴り、三日月蹴りを当て主導権を握り、投げでシュートポイントを奪うが、ザカリアは間合いをつかむと1R終了間際に一気にパンチでダウンを奪う。2Rも序盤はUMAが三日月蹴りをクリーンヒット。苦痛の表情を見せたるザカリアだったが、そこをしのぐとパンチの連打を見せ、右ストレートで2度もダウンを奪う。なおもラッシュを仕掛け、UMAがサンドバック状態になったところでセコンドがタオルを投入。ザカリアがTKO勝ちを収めた。

ゾウガリ(右)の豪快な飛びヒザが炸裂(写真cSHOOT BOXING)

 鈴木とザカリアは11月11日に開催される『S-cup 2016(仮題)』制覇に向けて、上々の滑り出しを見せた。

 このところ3連敗中のスーパーウェルター級王者・坂本優起は加藤智亮と対戦。1Rに右ストレートでダウンを奪い、判定で勝利を収め、連敗から脱出した。
 空位となっていたSB日本スーパーライト級王座をかけてMASAYAと奥山貴大が対戦。MASAYAがフルマークの判定勝ちで、王座奪回に成功。S-cupへの出場権も獲得した。
 またSB日本スーパーバンタム級王座挑戦者決定トーナメント決勝戦では植山征紀が伏見和之を3R2分18秒、TKOで下し王者・内藤大樹が保持する王座への挑戦権を獲得した。