12・31RIZINでマッハvs坂田。会見に小池栄子同席でマッハが激怒
RIZIN FIGHTING FEDERATIONが11月28日、都内で会見を開き「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2 ND ROUND/FINAL ROUND」(12月29、31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カードを発表した。
この日発表されたのは桜井“マッハ”速人vs坂田亘。
マッハは2013年9月の自主興行「マッハ祭り!」以来、約3年ぶりの試合。
坂田はかつてはリングスで戦い、その後活動の場をプロレスに移し、ハッスルで活躍。総合格闘技には2003年の大晦日以来13年ぶりの参戦となる。
髙田延彦RIZIN統括本部長によると、今回の坂田の参戦は昨年大晦日のRIZINの打ち上げの席で妻で女優の小池栄子が「坂田をRIZINに出させてください。今しかないんです。お願いします。坂田にケジメをつけさせてください」と直訴したのがきっかけという。
その後、坂田側とRIZIN側が折衝を重ね、参戦が決定した。
会見には小池も登壇。「彼が総合を離れ、一格闘家として中途半端な形で終わっていたことにモヤモヤしていて、最後はできるなら最高峰の舞台で思いっきり試合をしてほしいというのが私の希望でした。やらせていただけるなら、ぜひ強い選手と。私も解説席にいますので、夫婦の勝負だと思っています。出るからには命を捧げて、このリングで思い切り見せてほしい」などと話した。
続いて坂田が「最後のリングがハッスルだったんですが、リングに上がるのも5年ぶり、いわゆる真剣勝負に関しましては13年ぶり。ああだこうだ四の五の言ってくる人もいると思いますが、当日を見てくれれば、絶対に黙らせてやろうと思います。ケジメのリングなので、命の限り、懸命に挑みたいと思います」と挨拶した。
一連の話を憮然とした表情で聞いていたマッハは開口一番「小池さん、なんで来てるんですかね? 小池さんと戦うわけじゃないので、坂田選手には一人で来てほしかった。タレントプロレスじゃ無いんですよ、ここの場所。ガチンコなんで。話を聞いてるとプロレスですよね。大晦日は本当に折りに行く戦いをしたいですね」と話す。
そして質疑応答の中で小池が「どういう結果を残すかが、彼がこの先どうやって生きていくのかというもののスタートラインが築けると思う。このままでいいのかなというもやもやとしたものがここ何年かずっとあった。1プレーヤーとして輝いてほしいし、そこをやり過ごして40代50代となんとなく過ごしていく姿は見たくなかった。勝つにしろ散るにしろ、そこは残酷であればあるほど人間の本質が出るんじゃないかと思う。それはプレーヤーとしても妻としても坂田亘に期待するところなので、がっかりさせないでほしい」などと話すとマッハは「小池さん、ひとつ間違っているというか、選手は毎回毎回命がけなんですよ。“この時”だけじゃないんですよ。坂田選手は13年ぶりかもしれないけど、こっちはそういうなかでずっとやっている。毎回命をかけてやっている」となおも辛辣な言葉を投げかけた。
またマッハはこの試合を受けた理由を問われると「一人の男がこれで辞めるという覚悟を持って自分を指名してくれたことを何で断るんですか?」と逆質問。やはりこの場に小池がいることに怒り心頭のようで「小池さん関係ないでしょう。実況席にいるのは構わないけど、なぜここにいるんだ?って」と続けた。
そして最後には「試合は憎しみを込めてやろうかなと思っています。ただでは終わらせない。それが俺のプライド」と言い放った。
この一戦は31日に行われる。