デザインの根源『画と機 山本耀司・朝倉優佳』

東京オペラシティ アートギャラリー 開催中?2017年3月12日(日)

 40年以上のキャリアを経て今なお斬新なクリエーションを生み出し続ける世界的デザイナー山本耀司の魅力と本質に迫る展覧会。

 最近のコレクションで、絵画とのコラボレーションを展開している山本。本展では「画と機」と題し、ここ数シーズンにわたりヨウジヤマモトの服づくりに熱を与えた若手画家・朝倉優佳の作品も交えながら、本展のために山本が制作した絵画や彫刻を展示。さらには、美術館の会場で製作した未発表作品なども公開する。

「画と機」という展覧会名は山本の希望により、旧知の編集工学者・松岡正剛が考えたもの。「画」は絵画を、「機」は「はずみ」や「機会」「機織(服)」を意味し、絵画とファッション、二次元と三次元、男と女など、反発しながらも引かれ合い、つながり続ける関係性を表している。そしてこの関係性こそが、山本のクリエーションを追う上でも重要なキーワードとなってくる。また、2つの言葉をつなげれば“ガキ”とも読め、時代に流されない反骨精神を持ち、自由で大胆な精神で、デザインの最前線に立ち続ける山本の姿にも重なる。

 ファッションとアートという枠組みを越え、創造の現場を体感する刺激的な展覧会となるはず。

【時間】11?19時(金土は20時まで。最終入場は閉館30分前まで)【休】月曜(祝日の場合は翌火曜)、12月26日?1月3日、2月12日【料金】一般1200円、大高生800円、中学生以下無料【問い合わせ】03-5777-8600(ハローダイヤル)【交通】京王新線 初台駅東口より徒歩5分以内(東京オペラシティビルに直結)【URL】 http://www.operacity.jp/ag/