3・3「Krush.74」木村と牧平の対戦相手が決定 出貝vs軍司は-53kg次期挑戦者決定戦
立ち技格闘技「Krush.74」(3月3日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが20日、発表された。
元Krush-67kg王者の牧平圭太はKENJIと対戦する。
現在4連敗中の牧平は「とやかく言える立場ではないので一言。必ず倒して勝ちます」と挨拶。KENJIは「格闘技人生を終えるうえで絶対に戦いたいヤツが2人いて、その1人が牧平選手。半年前に復帰したんですが、キックから離れている時にテレビで牧平選手の試合を見てファンになったというか、戦い方が好き。この試合を組んでもらえてうれしい」と話す。
牧平はこの言葉に一瞬笑みを浮かべたものの、「うれしいけれど、どんなことがあっても勝たんといけん」と広島弁で決意を新たにし、「3月3日に試合をする選手の中で誰よりも自分が勝ちたい気持ちが強いと思う」と再度勝利への執念を口にした。
約2年半ぶりのKrush参戦となる木村“フィリップ”ミノルは西川康平と対戦。
西川は「最初のオファーは違う選手だったんですが、まさか木村選手になるとは思わなくて決まった瞬間に興奮しました。必死に練習して、木村選手をぶっ倒しにいこうと思っています」と話した。一方、木村は西川について「個人的に超好きな相手。バチバチ殴り合ってくれるので、いい感じにかみ合うと思う」と話すなど、“相思相愛”の様子。
木村は大晦日の「RIZIN」でチャールズ・”クレイジー・ホース”・ベネットと再戦の予定だったが。ベネットが来日不能で試合が中止となってしまった。
しかし「大晦日へ向けてハードなトレーニングを何カ月もやっていたが、そのままトレーニングを続行してきた」とコンディションは万全のよう。そして「MMAにはキックボクサーが持っていない、打撃のいいところがあった。それを経験できたのは大きい。打撃に戻ってきたら凄いことになるとワクワクしながら練習していました。それを全部Krushにぶつけられると思うとめっちゃ楽しみ」と話した。
この2試合は-67kgで行われる。木村が「Krushの-67kgのタイトルを獲りたい」と語るなど、今後のタイトル戦線を占うカードとなりそうだ。
また-53kg王者・武居由樹への次期挑戦者決定戦として「出貝泰佑vs軍司泰斗」が行われる。
出貝はプロ戦績36戦を誇る34歳のベテラン、軍司は「K-1甲子園2016 -55kg王者」の18歳という対照的な2人。
会見になぜかセカンドバッグ持参で現れ、日焼けサロンで黒く焼いているという軍司にジェネレーションギャップを感じる出貝は、その若さからくる勢いを警戒しつつも「試合のキャリアが違う。試合運びに経験値の差が絶対に出る」と話した。
好対照な2人ではあるが最後はともに「まずはこの試合にKOで勝ってタイトルマッチにつなげたい」と口をそろえた。
この日は-65kg Fightの鈴木勇人vsFUMIYA、-53kg Fightの小只直弥vs篠原広耀も合わせて発表された。