4・22K-1 Sバンタム級トーナメントの組み合わせ決定 久保賢司が復帰

会見に出席した伊澤、石田、武居、宮田プロデューサー、寺戸、久保、鈴木(左から)

 K-1実行委員会が1月29日、都内で会見を開き、「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント~」(4月22日、東京・国立代々木競技場第二体育館)で行われるトーナメントの参戦選手と組み合わせを発表した。

 1回戦は①石田圭祐vsチャールズ・ボンジョバーニ、②武居由樹vsアントニオ・オルデン、③寺戸伸近vsジェイミー・ウィーラン、④久保賢司vsリャン・ボーユー。準決勝は①と②の勝者、③と④の勝者で行われる。リザーブファイトは伊澤波人vs鈴木優也。

 武居は現Krush-53kg王者、寺戸は現同-55kg王者。石田は初代王者・武尊のジムの後輩。
 久保は久保優太の弟で、第3代RISEバンタム級などキックの王座を獲得後、プロボクシングに転向。2015年に引退し、K-1ジム五反田でチーフトレーナーを務めていたが、今回現役復帰しトーナメントへの参戦となった。

この日は新K-1ガールズがお披露目された

 会見では寺戸が「最初にオファーを受けた時は条件が合わなかったので出るつもりはなかったが、メンバーを聞いて、パッとしないと思ったので俺が出て面白くします」と3人を挑発。

 武居は「自分はパッとしないんで、これから頑張ります」と淡々と返したが、石田は「オッサン1人が来てパッするとは思わない」、久保も「会社の代表、ジム代表として、今日はおとなしくしようと思っていたんですけど、他の選手の発言を聞いて、プレイヤーの血が騒いで来た。全員ぶっ飛ばします」と返すなど一気にヒートアップした。

 また寺戸は久保については「いきなりトーナメントかよ?という思いです」とも話した。

6年ぶりに対戦するHIROYA(左)と大和哲也

 この日は新生K-1に初登場となる大和哲也がスーパーファイトでHIROYAと対戦することが発表された。2人は2011年の「K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament」1回戦で対戦し、大和が判定勝ちを収めている。

 会見でHIROYAが「一度負けているんでリベンジしたい。僕もあのころから全く違う人間というぐらいに成長していることを試合で見せたい」と話せば、大和も「6年越しで戦えるのはうれしい。今、合気道を習っていて、合気道とキックを融合した“合キック”で戦います」と応えた。

 今大会でケガからの復帰を果たす武尊も会見への出席を予定されていたが、インフルエンザのため欠席。対戦相手はアメリカのビクトー・サラビアと発表された。サラビアはプロ7戦ながら、IFSフェザー級、MTUフェザー級、TBAフェザー級と、すでに3つのタイトルを持つ強豪。