新生K-1が来年3月さいたまスーパーアリーナメインアリーナ進出
K-1が9日、さいたまススーパーアリーナ・コミュニティアリーナ内の特設会見場で「K-1 WORLD GP“超重大発表”記者会見」を開催。来年3月21日にさいたまスーパーアリーナ メインアリーナ大会を開催することを発表した。
また、今年の6月大会から会見を行ったコミュニティアリーナで大会を行うことも発表。年内は6月18日、9月18日、11月23日の3大会が開催され、この3大会を経て、3月にメインアリーナという流れとなる。いわば「Road to さいたまスーパーアリーナ3連戦」という位置づけ。
K-1は現在、国立代々木競技場第二体育館をメーン会場として大会を行っているが、4000人規模の同所ではチケットが早い段階で完売。かつ、7月から改修工事に入るため休館することから、今後の開催会場についても注目が集まっていた。
コミュニティアリーナは8000人、メインアリーナは1万8000人規模の集客数となる。
この日の会見には一人ずつ入場する形で56人のK-1ファイターがずらりと勢ぞろい。
会見の冒頭、宮田充K-1プロデューサーが「我々新生K-1は2014年から活動を開始しました。100年続くK-1を旗印に2014年7月に第1回アマチュア大会、11月に第1回目のプロ大会を開催しました。5年目となる2018年3月21日に初のさいたまスーパーアリーナ メインアリーナ大会を開催することが決定しました」と挨拶。そして「2月25日から2017年の戦いが始まります。今ここに並んでいるK-1トップファイターたちが戦いの主役になっていきますが2018年3月21日のリングに立つ保証は誰にもありません。メーンイベントに立つファイターはもしかしたらここにいないファイターかもしれません」と強烈な一発をお見舞いした。
選手を代表してマイクを持ったK-1フェザー級王者の武尊は「こうしてさいたまスーパーアリーナに新生K-1として来れたことをすごくうれしく思う。宮田さんが“2018年3月大会のメーンイベントはここにいない選手が立っているかも”と言っていましたが、僕もそれだけ厳しい世界だとは思っています。ここにK-1ファイターが揃っていますが、あえて言わせてもらうと、僕がメーンを務めます。文句がある人、頑張ってください」と話した。続けてマイクを持ったスーパー・フェザー級王者の卜部弘嵩も「さいたまスーパーアリーナは格闘技の聖地といわれている場なので、ただただうれしく思います。来年3月にこのチャンピオンベルトを持って、僕もメーンイベントに立って、このベルトの価値を高めていきたいと思っています。来年3月を楽しみにしています」と話した。
会見では他の選手も来年3月大会への並々ならぬ意欲を見せる。2月からの2017年の戦いはこれまで以上に激しい戦いが見られそうだ。
6月大会は?70kgの8選手参加による「第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント」、9月大会は?67.5kgの8選手による「初代ウェルター級王座決定トーナメント」が開催される。
かねてから噂されているK-1の地上波放送について、宮田氏は「本日発表できることではないが、いくつかの局から話をいただいている。近々いい発表ができるかな、というのが現在の答えとさせていただきます。期待していただければと思います」と話した。
また昨年4月の開局からK-1、Krushの大会を生中継しているAbema TVが、これまでの2つに3月に旗揚げされる新ブランド「KHAOS」を含めた全大会を複数年に渡りインターネットで無料独占生中継することが決まったことが発表された。