石原氏「都庁全体に責任がある」
(写真:Motoo Naka/アフロ)
築地市場から豊洲市場への移転問題で、移転を決断した元東京都知事の石原慎太郎氏が3日、都内で会見し、豊洲移転決定当時の都庁トップとして責任を認めた。しかし議会を含めた都庁全体に責任があると強調。「不透明」との指摘がある東京ガスとの契約交渉は「(側近に)一任していた」として、詳細を把握していないとの立場を貫いた。キーマンとして元副知事の浜渦武生氏、元知事本局長の前川燿男練馬区長を名指ししたが、前川氏は同日、会見を開き「とばっちりで、いいかげんにしてほしい。私は関係ない」と憤りをあらわにした。石原氏は前川氏の件について7日、「誤りだった」と訂正した。