広がって、伝わって。『TARO賞20年/20人の鬼子たち』

岡本太郎記念館 開催中?6月18日(日)
大岩オスカール《太郎さんの犬とシャドウ・キャットの出会い》2016年

 日本を代表する芸術家・岡本太郎の没後、その芸術への情熱を継承する新たな才能を発掘すべく創設された岡本太郎記念現代芸術大賞 (2006年に岡本太郎現代芸術賞に改称)、通称“TARO賞”。創設から20年経った現在、TARO賞は現代芸術のアワードとして広く認知され、入選者は実に410名(組)に上る。入選作家の多くが、その後目覚ましい活躍を見せていることも、注目に値する。

 本展ではTARO賞20年を記念し、歴代の入選作家20人の作品を一挙展示。出展作家は、字治野宗輝、梅津庸一、大岩オスカール、オル太、風間サチコ、加藤翼、加藤智大、金沢健一、キュンチョメ、斉と公平太、サエボーグ、関口光太郎、天明屋尚、東北画は可能か?、ながさわたかひろ、西尾康之、村井祐希、山口晃、吉田晋之介、若木くるみ。
 1996年に84歳で亡くなるまでアトリエ兼住居として太郎が暮らした岡本太郎記念館に“太郎の鬼子”たち20人が一堂に集う。個々の作品から空間全体に広がる、太郎の魂を感じたい。

【時間】10?18時(入館は閉館の30分前まで)【休】火曜(祝日の場合は開館)【料金】一般620円、小学生310円【問い合わせ】03-3406-0801【交通】地下鉄 表参道駅より徒歩8分【URL】 http://www.taro-okamoto.or.jp/