K-1、-70㎏王者を決めるトーナメントの対戦カードが発表

トーナメントに参戦する城戸康裕、廣野祐、中島弘貴、日菜太(左から)

 国立代々木競技場第二体育館から場所を移し、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~」の対戦カードが発表された。

 1回戦1試合目は城戸康裕vsジョーダン・ワトソン。城戸は「ジョーダン(ピケオー)きたよ。冗談でしょと思ったら、ワトソンだった(笑)。そっちだったらOKねって思ってたら、ピケオーと(サニー)ダルベックと対戦して勝っている選手だっていうじゃないですか。本物志向ってやつ? 俺らかわいそう」とコメント、会場をわかせていた。1回戦2試合目は、廣野祐vsサニー・ダルベック。そのイケメンぶりに日本でも人気のサニーと対戦する廣野は「左の攻撃が強いテクニシャンという印象。左をもらわないように気を付けたい。ただ、アマチュアの頃から世界を目指して頑張ってきた。まあ、見ててください」と自信をのぞかせた。3試合目は、元krush-70㎏王者・中島弘貴とチンギス・アラゾフとの一戦。「私はピケオーやダルベックを上回る実力がある」と豪語するチンギスのコメントに中島は「レベルの高い選手だと思うが、その分やりがいがある。自分はベルトを取れる人間だと思っているので、一番強い自分を見せてベルトを取りたい」と闘志を燃やしていた。4試合目は日菜太vsジョーダン・ピケオー。現在、Krush -70kg王者で、K-1 WORLD GP初代王座決定トーナメント準優勝という強さを誇るピケオーについて日菜太は「ヘタウマ。へたくそに見えるが、当て勘がいい。佐藤(嘉洋)さんをKOした試合が一番印象的。あれで佐藤さんは終わってしまったと思うので、勝手にかたき討ちの気持ちになっている」と佐藤のリベンジを誓った。

「2008年以来、日本人チャンピオンがいない」(城戸)、「黄金の-70㎏を日本人の手に返す」(日菜太)と言うほど、外国人選手が強い同階級。念願の決勝での日本人対決が実現し、日本人チャンピオンが生まれるか。または、外国人にこの階級の上位を支配されるか。今後の-70㎏を占う大会になりそうだ。