10・1「Krush.81」小澤と西京がタイトルマッチで再戦
「Krush.81」(10月1日、東京・後楽園ホール)の第1弾カードが18日発表された。王者・小澤海斗に西京春馬が挑戦する「Krush-58kgタイトルマッチ」が行われる。小澤は3度目の防衛戦となる。
2人は6月に行われたK-1さいたま大会でフェザー級スーパーファイトで対戦。このときは西京が2Rにダウンを奪い判定勝ちしている。
K-1のリングでとはいえKrush王者として赤っ恥をかかされた小澤は即座にタイトルマッチでのリベンジマッチを要望。今回の決定に至ったという。
この日行われた会見で小澤は「前回はモチベーションが上がらなかったが、今回はモチベーションの塊なので、マジでやります。あと2カ月ちょっと、こいつのことだけ考えて過ごしたい」、西京は「前回勝ったが、満足できるような試合ではなかった。今回はタイトルマッチということでKOを狙いに行きます」とともに早くも臨戦態勢。
前回の試合について小澤は「一言で言うと、くそ。今はモチベーションが上がる理由ができたし、負けられないです。(西京に)やっかいなところはないけど、自分次第。前回の敗因は」、西京は「頭を使いすぎた。ちょっと勝ちに徹しすぎたというところがあった。見ている人は満足いっていないかな、という感じ」とそれぞれ振り返った。
確かにダウンを取られた後は西京にうまくさばかれた感のある小澤は「KrushとかK-1は倒し合ってなんぼだと思っている。打ち合おうな」と西京に呼びかける一幕も。これには西京も「10代のうちにプロでベルトを巻くというのがひとつの目標。これが最後のチャンスだと思うので、Krushのメーンイベンターとしての覚悟と意識を持ってしっかり大会の最後を締めくくりたい」と応えた。
また王座奪取後のプランとして西京は「もちろんK-1のベルトを狙いにいきたいんですが、取ったら絶対王者というか、ずっと防衛していくようなチャンピオンになりたい」と話す。一方の小澤は「もちろんこのベルトは絶対に渡さない。自分は20歳でこっちに来てから、5年でK-1の世界チャンピオンになるという意識があったので、もう俺には時間がない。このベルトを守ったら世界とやらせてほしい」とそれぞれ話した。
同じ相手に2度続けて負けられないという意識、時間との闘い…さまざまなプレッシャーがかかるなか、小澤が王者の意地を見せ再浮上するのか? それとも10代後半から20代の選手の台頭が目立つKrushのリングのトレンドに乗って西京が新時代を切り開くのか?