【インタビュー】THE RAMPAGE from EXILE TRIBEがニューシングルをリリース
2014年に開催された「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」、「VOCAL BATTLE AUDITION 4」、「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」の3つのオーディションを通じて選ばれた16人組ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。
「RAMPAGE=暴れ回る」と名付けられた同グループは、その名のごとくステージを踊り暴れるHIPHOPテイストのパフォーマンスが一番の魅力。
結成以来、二度の全国武者修行を経て、2017年1月25日に「Lightning」でメジャーデビューをするや、たちまち多くのファンから熱い支持を得て、文字通りミュージックシーンで暴れまわっている彼ら。
11月には早くも4th シングル 『100degrees』をリリース。次なる高みへのステップを登り始めた。
――デビューしてから約10カ月。今日までどんな日々でした?
陣:武者修行をする中で、本当にたくさんのファンの方たちが、応援してくださっているのを肌で感じられる1年でした。LDHという環境を含め、本当に周りの人に支えられ、活動ができているなと思います。その中で自分たちはそういう人たちに常に感謝を忘れず、パフォーマンスを通して恩返しをしていきたいという思いがどんどん強くなってきた。それが今、自分たちの信念になってきたんじゃないかなと感じています。
LIKIYA:この10カ月はとても早かった。1月にデビューし、11月に4thシングルというのは、普通で考えてもすごく早いと思います。多くの人の支えがあり、こうして早いスパンで4枚目のシングルを出せたのは、本当に感謝しかありません。12月からのツアーを目前に、早かったと思うと同時に、すべての経験がすごく濃かったなというのも感じます。自分たちもひとつひとつを丁寧にやってきましたし、とても密度の濃い活動ができたなと思います。
川村壱馬:結成から数えると約3年半以上RAMPAGEとして活動させていただいてますが、メジャーデビューしてからも、メンバー16人で、小さな悩みから大きな課題までさまざまなものを共有してきた日々でした。その中で、僕自身も含め16人全員が、苦労というより、毎日本当に楽しみながら活動してきたように思います。結成からずっと今まで家も一緒なので、メンバーは家族みたいな存在ですが、メジャーデビューしてからは、よりみんなの意志がひとつに固まって、家族っぽさが増してきた気がします。
吉野北人:武者修行を2回経験して、本当に何でも言い合える仲間になれたかなって。メンバー間では、決して妥協することなく、一人がダメならチームがダメになるので、誰かが悩んでいたらフォローするとか、仲間思いで信頼しあっているという絆を感じています。自分は一度LIKIYAさんと同じルートで武者修行を回ったのですが、悩みや不安に対して的確にアドバイスをしてくれて、精神的にもすごく支えてもらいました。そういう経験もして、これから一緒にやっていくメンバーは、ずっとずっと高め合っていける存在になってきたなというのを感じます。
RIKU:1日1日がすごく濃かったなという印象です。その中で夢にまで見たステージに立てた時でも、ひとりだったら不安だったかも知れない。でも、そういう状況でも自信を持って臨むことができました。それはデビュー前の武者修行や、普段から一緒にいることで積み重ねてきたものですが、だんだん口に出さなくても通じる部分が増えて、いい意味で自分自身にも余裕が持てるようになってきました。その結果、お客さんからどういうふうに見えるのかなどを考えられるようになり、相乗効果でいいサイクルで活動が連鎖していくようになった気がします。それが、デビューから今日までの自分たちの大きな成長なのかなと思います。
――11 月 8 日には、4th シングル 『100degrees』がリリースされた。ボーカル3人の楽曲に対する印象は?
川村壱馬:メジャーデビューシングル『Lightning』、セカンドシングル『FRONTIERS』は、力強いテイストの楽曲で、サードシングル『Dirty Disco』は、夏ということもあり、キャッチーで親しみやすい楽曲をこれまでリリースさせていただきました。今回の4thシングル『100degrees』は、自分たちの根底としているヒップホップ色を強く押し出し、力強さ、男くささ、泥臭さを表現した、ある意味RAMPAGEを象徴するような楽曲になりました。デモ音源を聞いた瞬間は、“うわっ! 来た!”っていう感じでしたね。
吉野北人:最初のデモは英語詞だったので、自分が歌っているところがあまりイメ―ジできなかったんですけど、日本語で聞いたらストンとイメ―ジが沸いてきました。レコーディングでは、リリックもすごく攻めている内容でしたし、大人っぽい雰囲気のメロディーだなって。そういう意味では、難しい反面、気持ちが乗りやすい楽曲で、楽しかったです。
RIKU:RAMPAGEの神髄、核となる部分の音楽を表現しているので、デモで聞いた瞬間から、自分のやるべきことがすごく明確にイメージできました。サウンドがヒップホップの中、アプローチの仕方が、R&Bの要素が詰まっていて、自分はそこをエッセンスとして加えられるようにしました。また、この曲の持つメッセージを軸として、見せる表現にもこだわったので、ミュージックビデオにも注目してもらえたら。普段、見られないような僕たちの姿が詰め込まれていますし、視覚でも楽しんでもらうことで、よりこの曲が聞きやすく、染みてくるんじゃないかなと思います。
――パフォーマーが感じる楽曲の魅力は?
LIKIYA:デビュー当時から、ヒップホップテイストが強いグループということでやってきましたし、自分たちの根底にヒップホップが色濃くある中で、それをストレートに真っすぐ表現した楽曲かなと感じました。音も“そこまでやるか!”みたいな感じで、ザ・ヒップホップです(笑)。自分たちがアーティストとして活動するにあたり持っているパッションも、存分に歌詞で表現している。音とリリックががっちり合った楽曲だなと思いました。
陣:飾っていないというか、RAMPAGEというグループは、こういう楽曲ですよっていう見本のような(笑)。グループを楽曲に変換すると、この曲になりますというぐらいど真ん中をついている。真骨頂であり、自分たちもヒップホップカルチャーに乗って、やりたいことを存分に表現させてもらえる楽曲ですね。
――ミュージックビデオも凝っている。見どころや撮影中の裏話は?
陣:みんなでアメ車に乗って走行するシーンがあるんですけど、そのアメ車が実はすごく高価なもので、ドキドキしながら乗っていました(笑)。
川村壱馬:メンバーが横位置になって、ただ歩くだけのシーンはカッコいいなと思っています。
吉野北人:カッコよ過ぎる…(笑)。でもどのシーンもカッコよく撮っていただいたので、30回ぐらい見ないと気が済まないかも(笑)。
RIKU:実際にロケ場所に行ったら想像していた空間よりかなり狭いシーンがあって、その場で急きょLIKIYAさんがアレンジしてましたよね。
LIKIYA:5人で踊るシーンだったんですけど、予想以上に狭い場所で…。その中でいかに迫力を出すかというところで、メンバー同士もぶつかり合いながら撮っていた。でもそれが逆にちょっと荒々しく、熱量を感じさせる映像になっていたし、めちゃカッコいい画に仕上がりました。でも真夏で、ものすごく湿気がこもる建物だったので、とにかくめちゃくちゃ暑かった(笑)。それも汗がほとばしる感じが表現できて、結果的には良かったんですけど、それにしても暑かった(笑)。
――ニューシングルについて聞きどころは
陣:表題曲の『100degrees』は、かなり自分たちのベースとなっていることころを全面に、そして直接的に表現していてRAMPAGEを象徴しているような楽曲になっています。カップリングの曲は、応援ソングだったり、ちょっと恋愛ソングっぽいものだったり、それぞれ色が違うので、すごく楽しめる内容になっています。レコーディングも、パフォーマンスも120%の力で、しっかり思いをのせて作りましたので、ぜひ手に取って音楽を聴いてもらい、ミュージックビデオを楽しんでもらえたら。絶対に満足していただけると思います!
(聞き手、本紙・水野陽子)
『100degrees』 はイントロから鳴り響く重厚なビートが特徴的な、 思わず首を振りたくなるパワフルなヒップホップ ・ ナンバー。 歌詞はジャパニーズ R&B シーンを牽引する JAY'ED が担当。 THE RAMPAGE の勢いをさらに熱くさせ、加速させる内容に仕上がっている。 そして川村壱馬が自身初となる作詞に挑んだラップ ・ パートにも注目 !