「イケメンフェスティバル2017」とは? 後編【脱こじらせへの道 第59回】
10月21日に行われたイケメンフェスティバルの模様をお伝えする今回。
前編では、ショーの内容をご紹介して終わってしまいましたので、後編ではSOD本社全フロアを使った、各フロアのイベントをご紹介したいと思います。
(⇒前編はこちら)
AVの裏側を垣間見る
1階はステージフロアでしたが、2階より上の階では、それぞれにテーマを設けて、ブースを設置。
2階は「大人の出会いフロア」、3階は「大人のハッピーフロア」、4階は「大人の癒しフロア」、5階は「大人の胸キュンフロア」、6階は「大人のレディースフロア」、7階は「大人のモニタリングフロア」、というような感じです。
2階と4階は個室・半個室の空間を作り、お客様とサービス担当者二人っきりの空間に。
2階では出張ホストの方から実際のサービスさながらのデートを味わえたり、4階では性感にもアプローチするマッサージを体験できます。
3階では、SOD男子社員カフェと称して、社員がお客様とお話をしたり。
自分が風俗で働いたりAV女優になる場合、どのくらいのお給料がもらえるの?という査定をしてもらうスペースは、無料だったということもあり、意外と多くの方が査定を体験してくださいました。
また、個室スペースでは、緊縛体験も。
5階はオープンスペースで、たくさんの人が行き来するにぎやかなフロアとなりました。
ホストとおしゃべりしたり、占いをしてもらったり。エロメンも参加している劇団Rexyのメンバーと写真を撮れるブースも。
6階は出展者やスタッフも女性限定のフロア。女性セックスカウンセラーや、現役風俗嬢と、普段しにくい性や風俗に関するお話をじっくりと。
GIRL’S CHの物販ブースもあり、普段サイトで売っている商品を実際に触っていただけるようにしてみました。
VR体験ブースでは、女性向けVR動画を実際に見てもらいました。
まだVRを見たことがないユーザーが多く、距離の近さや囁きのリアルさがすごい!という感想をいただきました。
7階ではイケメントレーナーさんにトレーニング指導をしてもらったり、現役プロキックボクサーを相手にミット打ち体験ができたり。
意外と盛り上がったのが、SOD男子社員による社内ツアー。
男子社員が各フロアを誘導し、いつもはどんなことが行われているかを説明してまわりました。
普段見れないAV制作の裏側を見れたと好評でした。SOD男子社員に対するお褒めの言葉をいただいたりも。
ちなみに、晴れていたら、屋上にこれを設置する予定でした。雨だったので、各フロアに。インスタ映えも狙えますね!
女性向けのサービスが成功するには?
GIRL’S CHって、サイトなので、自分以外にどんな方が利用しているのかがわかりません。
誰にもばれずに買い物ができるので、面と向かっては買いづらいものも買いやすくなったりする良さがありますし、反対に、他にどんな人が使ってるのかわからないから、怪しいサイトなんじゃないか…とか、性的なことに興味を持っている自分は少数派なんじゃないか…と不安があるかもしれません。
そんなわけで、今回のイベントでは、「ベネチアンマスク」をお客様にひとつずつご用意しました。
相手のことを気にしないでサービスを受けてもらったり、「知り合いと会ったらどうしよう」という不安を解消してもらうために使っていただければと。
しかし実際には、なくても大丈夫、気にしないという方が多く、ほとんどの方が利用されないという結果に。
意外にも、顔バレが怖いという方が少なかったともとれますが、このイベントに来るということ自体に勇気がいるようで、来てしまったらもう不安はない、と思っていらっしゃったのかもしれません。
イベント後にサイト上の掲示板にてユーザーさんに意見を聞いてみたのですが、
「どんなイベントなのか不安だったから行けなかった」という書き込みもありまして……。
また、ライブやトークショーで好きな出演者に会いたいという方は、むしろ顔を隠したくないのかもしれません。
楽しみなイベントの日、せっかくおしゃれして来たのに、ベネチアンマスクは余計なお世話だったかもしれませんね。
出演者だけでなく、サービスを受けるときも、なかったほうが良かったのかも。
女性は「ありのままの自分を受け入れてもらえる」とすごくうれしく感じます。
男性はキャバクラや風俗で、お金を払った分、ある程度は相手のことを気にしないで振舞っても大丈夫、という風に考えるかもしれませんが、女性の場合は、お金を払った分、相手に自分のことを受け入れてほしい、好きになってほしい、という気持ちが強いのではないかと思います。
そういう意味では、女性向けのサービスって、男性向けのサービスと同じように考えられないですね。
お金を払ってこんなにいい思いができるんだぞ!っていうアピールよりも、承認欲求が満たされるとか愛を感じることができるということを強調したり、そういうサービスを作っていったほうが、もしかしたら受け入れられるのかも……ということを考えました。
GIRL'S CHプロデューサー。2007年、新卒でソフト・オン・デマンド(株)に入社。
営業、マーケティング等の部署を経て、2012年よりGIRL'S CHの立ち上げに携わる。
以来現在まで、GIRL'S CHの現場リーダーとしてサイト運営をしつつ、オリジナル動画ではレポーター出演等をすることも。