落語と宝塚が異色のコラボ 元タカラジェンヌが落語に初挑戦!

 TOKYO MXで毎週金曜日11時から放送中の人気番組「TAKARAZUKA CAFE BREAK」のスピンオフイベント『TAKARAZUKA CAFE BREAK presents〜「落語×宝塚」大湖せしるが落語に挑戦!』が11月22日、都内の会場で行われた。

 イベントでは、宝塚ファンとして知られる落語家の立川らく次が宝塚落語を披露し、元タカラジェンヌの大湖せしるが、人生初の落語に挑戦した。

 最初に登場したらく次は、まくらで宝塚に関する知識を次々と披露。会場の宝塚ファンは、そのマニアックさに感心しつつも大爆笑。そのまま、古典「二階ぞめき」宝塚バージョンに突入。吉原通いがやめられない若旦那のために、番頭が自宅の2階に吉原を再現するという話を宝塚通いがやめられない男に変え、小ネタ満載で語ると会場は大盛り上がり。その後、大湖が古典落語「看板のピン」を熱演した。最初の一言で、会場の注目を集めると、完璧な人物描写と上下の使い分けで、客席を魅了。終了後、再び登場したらく次は「初挑戦とはとても思えない。落語って簡単なものじゃない。やっぱり宝塚で鍛えてきた方はすごい」と大絶賛。「素敵なご縁をいただき、生きていて良かった」とファンの気持ちになってコメントした。落語はそれまで見た事がなかったという大湖は「落語家さんには到底かなわないけど、宝塚とコラボするということで、自分らしい“せしる落語”をお聞かせするつもりで稽古をしてきました。キャラクターや話の筋が自分の中で理解できたら、いつの間にかセリフは覚えていました」と女優の貫禄をみせた。

 同イベントの第2弾は、12月13日、月島社会教育会館で開催。大湖は次回も新ネタに挑戦する。