女性36歳「結婚してしまった元彼のことが忘れられません」【黒田勇樹のHP人生相談 81人目の2】
こんにちは、黒田勇樹です。
だんだん冬らしくなってきました。これから世間ではクリスマスなんかで盛り上がるのでしょうか。クリスマスと言えば、イエス・キリスト。キリストと言えば神様。
というわけで、年末に出演する朗読劇では「神様」やってます。いや、古事記とか日本のほうのやつなんですがね…。
あと現在、ウェブのほうでは桃太郎になってます。いろいろご感想もお寄せいただいてます。ありがとうございます。
取りあえず元気にやってます。
さて今週も始めましょう。
※編集部注:相談者の前回までのお悩みはこちら(http://www.tokyoheadline.com/384741/)
「元彼を好きだったときの気持ち>今の彼への気持ち−−になっている気がします」
黒田さん、こんにちは。
あまり人に言えない内容なので、聞いてもらえるだけでありがたいです。。。
2つの質問について回答します。
元彼との連絡方法はメールです。今使用している携帯に元彼の連絡先はなかったのですが、古いガラケーが残っていて、充電してみたら最後にやり取りしたメールが残っており、届かないかもしれないなと思いつつ、連絡してみたら繋がりました。
どんなコミュニケーションをとったか?についてですが、私から「会えるかな?」という内容を送り、それに対して「結婚したから会うことはできないけど、メールで近況聞けたら嬉しいです」と返事がきたので、こちらの仕事の状況などを伝えました。その後、向こうからも仕事の状況を教えてくれたのですが、その中に「普段弱音を吐ける人がいない。またこういう話ができたらいいな」ということが書かれており、その言葉にとても動揺してしまいました。付き合っているときはまったく弱音言わない人だったので、何かできることがあるなら力になりたい、話を聞くだけならいいかな?と思ったりもしました。ですが、やはり奥さんのことを考えるとそれはしてはいけないことだなと思い、やんわり断りました。
彼からの最後のメールには「頻繁に連絡を取るのは良くないかもしれないけど、また何かあったらメールできるといいね」とあったのですが、「いつか普通に話せたらいいね」と返して終わっています。(2日間で計3〜4回のやり取りです)
今の彼についてですが、全ての部分で元彼を超えていないわけではないです。優しさ、愛情表現してくれるところ、コミュニケーションを取ってくれるところなど、そういったところは超えていると思います。
ただ私自身の気持ちの面で、元彼を好きだったときの気持ち>今の彼への気持ちという図式になっているような気がして、今の彼からの愛情表現が辛くなるときがあります。罪悪感や、元彼を好きだったときのような熱い気持ちを今の彼にも持てたらいいのにな…とも思います。
「今私の隣にいる、それだけで元彼を超えている」という黒田さんの言葉、ズシンときました。その通りかもしれませんね…。
とりとめなく長文を書き連ねてしまいましたが、またお返事いただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
◆黒田勇樹「メアド消して、即刻自分のアドレスも変更することをお勧めしますね、元彼の件は」
その、愛情の大きさの変化ってさ、本当に相手が変わったから差がついたのかな?自分が変わったからじゃないのかな?
なんでも人間、過去は美化したがるものだからこれも正確じゃない気がするけど、もし本当に元彼を好きだったときの気持ち>今の彼への気持ちっつーのが事実だったとしても、その原因が自分にあるような気はしない?
今彼ときっぱり別れて、元彼と奇跡的に上手くいったと仮定して、そこには「前の彼氏の方がしっかり愛情表現してくれた」と言ってる自分が想像できない?
前回も言ったけど、今相談者さんの隣にいるのは今の彼氏で、その元彼への気持ちなんてのは持ち続けててもせいぜい1回セックスするか、裁判沙汰まで転がり込むか、幸せになる要素の一つもないものじゃない。
お互い自制してやりとりしているように見えるけど、元彼とのメールのやり取り、「仕事で大きな失敗をした」とか「彼氏と大喧嘩した」とか、理由が出来たらいつでも破綻して会えちゃうような、お互い格好はつけつつ慎重にキープを増やそうとしてるだけの気持ち悪いメールのやり取りですよ!
メアド消して、即刻自分のアドレスも変更することをお勧めしますね、元彼の件は。
断言します、半年もしないうちにどっちかが弱ってるフリして見せて、もう一方が「これは緊急事態だ」と自分に言い訳をして、会いに行って不倫して、そういう時に限って向こうの奥さんにバレて泥沼になるのが。
なる可能性が低いとして、連絡取れちゃえばある話なんだから、連絡取れなくして健全な人生を歩みましょう。
で、残ったのが今彼の件。
「元彼を好きだったときのような熱い気持ちを今の彼にも持てたらいいのにな」
この言葉を「今の彼氏をもっと愛したい」と、最大限に肯定的に捉えてもうちょっとだけ別れる選択の前に粘ってみましょう。
1回さ、愚痴を聞きまくってみ。「今日はどんなことがあったの?大変だったね」「昨日のあの話はどうなった?」
意外と言いたい愚痴をすっきり言わせたら、次はポジティブな言葉が出てくるかもしれません。
聞いてもらえるからと増長して愚痴だらけになるようなヤツなら別れちゃえばいいし。
で、もう1つは冒頭に書いた、相談者さん自身の変化。元彼と付き合っている頃と今で、恋愛以外の環境や生活、考え方なんかの変化はありませんか?
愚痴聞きまくり大会してみつつ、自分のことを振り返って、なんか手応えがあったら報告して下さい。
お返事お待ちしてます。
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1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として活躍。主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともに TBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にてキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパー・メディア・フリーター」と名乗り、ネットを中心に謎の活動を開始。2012年3月には自身のことを記録した『非俳優生活100days』を刊行。 現在は「廃優」と名乗り、俳優業に復帰しているとの噂も。
公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
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