2018年の村田諒太とDAZNは本気だゾ~ン
ダウンロード機能で欧州サッカーを通勤電車の中で!
スポーツ・チャンネルの「DAZN」が1月25日、都内で「2018年事業戦略説明会」を開催した。
DAZNは日本では2016年8月からサービスを開始。Jリーグと2017年シーズンから10年間で総額2100億円という巨額の放映権契約を交わすなど大きな話題を呼んだ。
説明会ではジェームズ・ラシュトンCEOが2017年の実績を振り返り、2018年の新たな施策を発表した。
DAZNは昨年、2000万時間に及ぶライブ中継を行い、8月には100万人のユーザーを獲得した。実数は明かされなかったものの、その勢いのままユーザーは伸び続けており、今年はさらなるコンテンツの拡充と積極的な投資を行い、長期的な日本のマーケットの拡大を目指していくという。
1月28日から配信が始まる自転車競技ロードレースをはじめ、今後順次、新たなラインアップが発表の予定なのだが、料金の値上げは行わないもよう。
また2018年の新たな取り組みとして「フォロー機能・プッシュ通知」「パーソナライゼーション機能」「ダウンロード機能」を発表。なかでもダウンロード機能は欧州サッカーなど日本時間の深夜に中継されるコンテンツをダウンロードし、翌日の朝の通勤時間などに見られるシステム。特にサッカーコンテンツに力を入れているDAZNならではの取り組みといえそう。対象となるコンテンツやダウンロード可能な期間については個別の契約により異なることから「すべて」というわけではないのだが、「ほとんどのコンテンツはダウンロードできる予定」とラシュトン氏は話した。
Jリーグとの連携も強化し、J1の試合は通常、昨年の9台から12台にカメラを増やす。また今シーズンからJ1で金曜日に試合を行う「フライデーナイトJリーグ」についてラシュトン氏は「フェスティバルのような空気を作っていきたい」と意欲的な姿勢を見せた。
村田は「アンバサダーに就任している以上、負けることは許されない」
DAZNでは昨秋からボクシングの村田諒太、サッカーの元日本代表で浦和レッズで長く活躍した鈴木啓太氏がアンバサダーとして活躍中。
この日はボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田がゲストとして登場した。
村田は「就任させていただいてからタイトルも取れたし、勢いのある会社と仕事をさせてもらうことで、僕自身も勢いをもらえたので非常にうれしく思っている」などと挨拶。そして「キャンプ中にサッカーの選手の走り方などを見て参考にするときもある。スポーツは自分のスポーツだけやっていると、何が良くて何がダメなのか、どういう体の使い方をしているのかといったことが気づきにくくなる。他のスポーツを見ることによって気づくことも多いので、そういう活用の仕方をしている。他の選手の活躍を見てモチベーションを上げることもある」とアスリート目線でDAZNをアピール。
また4月に控えた初防衛戦については「これから第2次キャンプを始めますし、しっかり仕上げて試合に臨みたい。アンバサダーに就任している以上、負けることは許されないと思う。そういう気持ちを持って頑張りたい」などと話した。