ファッションの後押しに鈴木長官が手ごたえ【FUN+WALK PROJECT】
歩くことを促進する「FUN+WALK WEEK」が5日、スタートした。スポーツ庁が推進する「FUN+WALK PROJECT」の強化週間で、歩きやすい服装での通勤や企業での取り組みなどを通じて、毎日の生活のなかで歩くことを推奨する。この日、スポーツ庁の鈴木大地長官はプロジェクトに積極的に参加している新宿高島屋タイムズスクエア店を訪問した。
店内では、歩きやすいスーツやビジネスシーンにも取り入れやすいスニーカー、通勤鞄など、さまざまな売り場を回って見て回った。
店舗では、スーツやスニーカーバッグなどの説明を受けるとともに、メンズファッションのトレンドとしてスーツにスニーカーのスタイルが最先端であることや、「世界中の人々の考え方が健康にあって、それがファッションの流れにも落ちてきている」と歩きやすいファッションを巡るファッションの現状について説明を受けた。
鈴木長官は「ビジネスパーソンに生活のなかで歩いてもらおうという発想で始まった(プロジェクト)ですが、ファッションでも歩きやすさを追求するのがトレンドになっている」。さらに「スポーツの推進にあたってスポーツ界だけでワーワー言っていてもこの先、大きな広がりはないのかもしれない。あらゆる業界の人たちと掛け算をしながら推進をしていくことが重要だと思う」と話し、力強いサポートを得たことに心強さを感じたよう。「ファッション・流行といったところから、歩く人たちと一緒になって盛り上がっていきたい」と、話した。
強化期間は18日まで。この期間は、日本全国で、官民が一体となって、歩くことをより推奨する取り組みを行っていくことになっている。
「FUN+WALK PROJECT」は、スポーツ庁が推進する国民の健康増進を図る官民連携のプロジェクト。スポーツ人口の拡大を目指すなかで、「歩く」という身近な行動に目をつけ、楽しみながら歩くこと、その楽しいことを健康につなげていこうというもの。3月1日には、地方自治体や企業の代表が集まってキックオフイベントが行われた。