中国の習近平氏が3選見据え任期撤廃へ
習近平国家主席(写真:UPI/アフロ)
中国の第13期全国人民代表大会(全人代=国会)第1回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕した。20日までの16日間という長きにわたって開催される。
同日公表された2018年予算案によると国防費は前年実績比8.1%増の1兆1069億5100万元(約18兆4000億円)を計上した。国防予算の伸び率は前年比1.1ポイント増えて4年ぶりに増加に転じ、習近平指導部の軍拡路線が鮮明となった。
また改憲では、国家主席、国家副主席の任期について連続2期10年と定めた上限を撤廃する。2013年に国家主席に就任した習氏は今回の全人代を経て2期目をスタートさせるが、23年以降の3期目も可能となる。