ジョシュvs石井慧実現なるか!? 「4・11 QUINTET.1」

桜庭はこの日も自然体

桜庭の新グラップリングイベントついに開催
 桜庭和志が立ち上げた新しいグラップリングイベント「QUINTET.1 —Grappling Team Survival Match—」(4月11日、東京・両国国技館)の前日会見が10日、都内で開催された。

 会見には出場全選手が出席。豪華な顔触れが並んだ。

「QUINTET」は日本伝統の試合形式である5vs5の「抜き試合」で行われる。選手の登場順が勝敗に大きく影響するのだが、この日は試合に先駆け各チームのラインアップが発表された。

 1回戦は「HALEO Dream Team vs JUDO Dream Team」「POLARIS Dream Team vs SAMBO Dream Team」で行われ、勝者チームが決勝を争う。

ジョシュと石井の大将対決は実現するか…?

ジョシュ「石井と対戦したい」
 HALEOチームの大将であるジョシュ・バーネットが「石井選手と当たってみたいと思っている。以前、同じジムで練習していたし、石井選手は金メダリストでもあるので、彼がどれだけ上達して、どれだけ新しいスキルを身に着けたかを自分もリングで体験したい」と言えば、JUDOチームの大将・石井は「百聞は一見に如かず、ということで、バーネット選手と試合をすることが一番いい経験になると思っている。明日もし当たることがあれば。いや、ぜひ当たって僕の持っている力をすべて出して勝ちたい」と応じた。

 果たしてこの2人の対戦は実現するのか? 自分のチームの副将までで相手チームを全員片付けるパターン以外は実現の可能性は高いはずなのだが…。そういった試合展開が読めないところも、この試合形式の面白いところだ。

1回戦で対戦するHALEOチーム(左)とJUDOチーム

桜庭は会見では「練習では14人抜けた」も後で本音ポロリ
 HALEOチームの次鋒を務める桜庭は次鋒というポジションについては「みんなでじゃんけんして、その後、相談したんですけど、じゃんけんに左右される部分が大きかったので…」とけむに巻いた。そして会見では「今回の試合を想定して練習をしたら40分くらいで14人抜けたので…。いやホントですよ。なのでそれを出せれば」と話したものの、その後に行われた囲み会見では「正直きついと思う。14人抜けたけど、きつくて死にました。みんな(グラップリングを)分かっている人間同士ですから」と本音もポロリ。

1回戦で対戦するPOLARISチーム(左)とSAMBOチーム

クレイグ・ジョーンズは「10人抜く!」
 会見では「10人抜きたい」(POLARISチームの先鋒クレイグ・ジョーンズ)、「新しいこの試合で、新しいルールに従って、グラップリングの魅力を最大限見せられるような機会になると思う。自分も期待している。明日は多くの皆さんがグラップリングの魅力にはまってくれれば、と思う」(SAMBOチームの大将・マリウス・ザロムスキー)、「POLARISチームの一員として自分の役割を果たすと同時に、宇野薫らしい動きのある試合と気持ちの伝わる試合をしたい」(POLARISチームの副将・宇野薫)とどの選手も「桜庭イズム」ともいうべく、アグレッシブなグラップリングの試合を見せるべく気合の入ったコメントを残しており、会見ではこれまでの固定概念を覆すような戦いが展開されそうな予感を漂わせた。

 同イベントはabema TVとUFC FIGHT PASSで当日生中継、huluでは録画中継される。

【QUINTET.1 1回戦対戦カード】
「HALEO Dream Team」
先鋒・中村大介、次鋒・桜庭和志、中堅・所英男、副将・マルコス・ソウザ、大将・ジョシュ・バーネット
vs
「JUDO Dream Team」
先鋒・小見川道大、次鋒・出花崇太郎、中堅・キム・ヒョンジュ、副将・ユン・ドンシク、大将・石井慧

「POLARIS Dream Team」
先鋒・クレイグ・ジョーンズ、次鋒・マーチン・ヘルド、中堅・グレゴー・グレイシー、副将・宇野薫、大将・ダン・ストラウス
vs
「SAMBO Dream Team」
先鋒・ミンダウガス・ベルツビカス、次鋒・セルゲイ・グレチコ、中堅・ビクトル・トマセビッチ、副将・テオドラス・オークストリス、大将・マリウス・ザロムスキー