哀川翔が2度目のプロレス参戦。勝俣州和とタッグで小力、小猪木と対戦【6・26 西口プロレス】

西口プロレスの2大巨頭、長州小力(左)とアントニオ小猪木

昨年10月のデビュー戦では哀川が小力からベルト奪取
 長州小力らお笑い芸人たちによるお笑いプロレス団体「西口プロレス」が4月24日、会見を開き、6月26日に東京・新宿FACEで行われる大会に俳優の哀川翔と勝俣州和が参戦することを発表した。

 メインイベントで西口プロレスの中心選手である長州小力、アントニオ小猪木組とスペシャルタッグマッチで対戦する。

 哀川は昨年10月の大会に西口プロレス初参戦を果たし、小力と対戦。プロレスデビュー戦ながら小力の「小IWチービー」のベルトに挑戦し、フライングボディープレスで勝利を収め、ベルトを奪った。

 試合後には哀川が「もう一回挑戦を受ける」と小力にエールを送ると、小力も「お願いします」と頭を下げた。そして返す刀でセコンドについていた勝俣に「あんたどうするんだ?」と突っかけると勝俣も「やってやるよ」と返答。この一連の流れから哀川の再登場にも期待が集まっていた。

偽物の登場に小力と小猪木が激高。この後、お約束の乱闘へ

小猪木が試合後の哀川の「俺はまだ出していない技がたくさんある」発言を暴露
 この日の会見にはまず小力と小猪木が登場。続いて一世風靡セピアの「前略、道の上より」がかかる中、10月大会で哀川のセコンドについていたモノマネ芸人のあいかわい翔と花香よしあきが代理で登場。お約束の乱闘後に会見へとなだれ込んだ。

 芸能界最強ともいわれる哀川について小力は「前回は初めてのリングだったから緊張されていたところもあると思うが、今回は2回目なんで」と警戒。小猪木は昨年10月の試合後の哀川について「俺はまだ出していない技がたくさんある」とやる気満々だったことを明かした。

 実際、試合の翌日のエピソードとして小力は「電話で呼び出されて行ったら、翔さんと勝俣さんが焼き肉を食べていた。そこで“次、いつやるの?”って聞かれて、これは翔さんはまったな、と思いました」と話した。小猪木も「この前、テレビを見ていたら“次、6月に出るから”って言っていて、あれ? そうなの?って」、小力も「正月の今年の抱負でも言ってましたから」と哀川の本気エピソードが続々と飛び出した。

会見中もちょいちょいエキサイトの小猪木(右)

小力の最終目標は「一世風靡軍団vs西口プロレス」
 シングルマッチ、タッグマッチと続くと、今後、一世風靡軍団vs西口プロレス軍団の対抗戦なども考えられそうだが…。これについて小力は「心の中では目指すところはそこ。テレビに出ている人を生で見るというのはお客さんにしてみればかなりうれしいこと。一世風靡のいま活躍している方たちが西口で集結して、同窓会兼西口プロレスとの対抗戦というのも夢があるので、マスコミの皆さんで煽ってください」とアピールした。

 また、今回、パートナーに小猪木を選んだことについては「西口に来なければ見られませんよというカード。違う哀川翔を出したくて、小猪木さんと組むことにしました。小猪木さんは相手をムキにさせるスタイルなので、哀川さんの違う一面を引っ張り出したいし、出せると思う」という。前回とは違う一面…さまざまな意味で注目の一戦となりそうだ。

 昨年10月の大会はチケットが早々にソールドアウトになり、今回も即完が予想されるという。

最後は仲良く写真に収まったあいかわい翔、花香よしあき、長州小力、アントニオ小猪木(左から)。「一般発売は5月30日ですが、5月29日の新宿FACE大会で先行発売します」とちゃっかり宣伝も忘れない