タイトル挑戦をめぐり城戸と宮田プロデューサーが不毛なやり取り【6・17 K-1】
城戸にまたも難敵出現。マサロが2年ぶりにK-1参戦
K-1実行委員会が4月25日、都内で会見を開き、「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第2代フェザー級王座決定トーナメント~」(6月17日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の追加対戦カードを発表した。
ウェルター級スーパーファイトで城戸康裕がマサロ・グランダーと対戦する。
マサロは2015年のK-1初参戦で野杁正明を飛びヒザ蹴りでドクターストップに追い込み、平本蓮にも勝利を収め、敗れはしたものの木村“フィリップ”ミノルとも好ファイトを展開。2016年のゲーオ・ウィラサクレック戦以来しばらく参戦が途切れていたが、今回2年3カ月ぶりの登場となる。
城戸は3月大会でイッサム・チャディッドをダウンを奪ったうえで判定で破り、「次回はタイトル戦」とアピールしていたのだが、それはさすがに早すぎたか…。今回は思わぬ強豪との対戦が組まれてしまった。
城戸「6月はこのままタイトルマッチにしてくれれば良かったのに」
城戸は会見でマイクを握るや「やりたくないすわ! ただただ6月はやりたくない。なにもせず夏を迎えたかったのに(宮田充K-1プロデューサーの)“やってくれ”の圧がすごいので、もう~やるか~という感じですね。これは素ですね。6月はこのままタイトルマッチにしてくれれば良かった話なのに。僕はファイターじゃないですから。楽しんでいるんで、もうちょい遊ばせてほしかったな~」といきなりぼやく。
マサロについては「強いですよね。ずいぶん前ですけど、野杁君とか平本君を倒してますから、城戸くらい倒しちゃうでしょ。いや、頑張りますけど。勝てる奴を用意してほしいですよ」といつもの城戸節。
城戸「判定でもいいですか? 判定もありにしましょう。ね!」
その後の質疑応答で宮田充K-1プロデューサーに「城戸選手のタイトル挑戦までには、あとどれくらいの試練が与えられるのか?」という質問が飛ぶと…。
宮田氏「ここで…勝てば…というところかと思う。非常に大事な勝負になると思う」
城戸「約束してほしいですよね。男の約束。“男の”ってつくとやるしかなくなるじゃないですか」
宮田「逆に木村選手が久保選手と同門になったというのも城戸選手にとってはプラスかなと…」
城戸「おっ? ということは?」
宮田「たらればの話は…そういうときこそ油断しちゃうといけないんで…」
城戸「判定でもいいですか? 判定はダメすか?」
宮田「やっぱりKOじゃないですかね」
城戸「判定もありにしましょう。ね!」
宮田「マサロ選手は非常に高いモチベーションで来ると思う。城戸選手に勝てばもちろん久保優太の首は狙ってくるはず。今回の試合は木村vsバザダリアンと並んでタイトル戦線を占ううえで重要な一戦です」
城戸「…約束を得たということでよろしいんでしょうか? 得たということで!」
という不毛なやり取りが続いた。
果たして城戸のタイトル挑戦はいつになるのか。そもそもマサロに勝てるのか…。