五味隆典がアンディ・サワーと対戦。そして「今年は3連勝する」【7・29 RIZIN】
元PRIDE王者と元K-1 MAX王者が対戦
RIZIN FIGHTHING FEDERATIONが6月8日、都内で会見を開き、「RIZIN.11」(7月29日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)への五味隆典の参戦を発表した。対戦相手は元K-1 WORLD MAX世界王者アンディ・サワー。元PRIDE王者と元K-1 MAX王者の対戦が実現することとなった。
五味は今回の参戦について「オファーをいただいたので頑張ろうと思います。ジムも落ち着いて、半年間いい練習ができていたので、後は絞って打撃の練習をするだけ。ケガもないので、素晴らしい舞台に立てる機会があるのならやったほうがいいと思ってオファーを受けた。この階級のエースがいないなと思って、それで盛り上げられるなら出ようと思った(笑)」などと説明した。
「長くやろうとは思っていない」「グラウンドで殴ってもKOはKO」
サワーについては「一つの競技を極めて、今新しいことに挑戦している選手なので尊敬している。そんな選手と戦えて光栄。コンビネーションがうまい、ガードも固い。ヒザとか蹴りと右ストレートに気を付けたい」などと話した。一方、サワーは「必ずかみ合う試合になる」とコメントを寄せた。
五味は現在、柔術を練習に取り入れているとあって、「寝技になったら五分だと思う。テイクダウンはできればする。ただ、長くやろうとは思っていない。テイクダウンにいってもグラウンドで殴ればKOはKOなんで、総合(ルール)の中でKOすればいい」とKO勝ちを予告した。
髙田氏の「火の玉おじさん」発言には「火だるまにならないように頑張ります(笑)」と余裕の返し
今回の五味参戦にあたり髙田延彦RIZIN統括本部長は「昨年の大晦日は男女のGPの決勝、キックトーナメントと注目度の高い試合の中で五味vs矢地祐介がラインアップされた。そこで壮絶な試合を繰り広げた。あそこで五味隆典らしさが出ていなければ、そして負けていれば、多分、今日ここには座っていなかった。ファンにも“五味ももう終わりだな”と思われていたかもしれない。それがあの日は真逆だった。“もっと五味を見たい”とファンは思ったに違いない」などと大晦日の矢地戦を高く評価。そして「アンディを乗り越えて、ファンやメディアにも次への期待感を感じてもらえるようなフィニッシュを期待している。あと1回2回と言わず、何回でも五味隆典の体力や気力が続く限り、試合を見続けていきたいし、見せてもらいたい。“火の玉ボーイ”じゃない、“火の玉おじさん”五味隆典を1試合でも多く提供してもらいたい」と期待をかけた。
この髙田氏の「火の玉おじさん」発言には五味は「火だるまにならないように頑張ります(笑)」と返す余裕を見せた。そしてこの髙田氏の言葉に応えるように「今年は3連勝で終わろうと思っています。榊原さんとファイトマネーの相談をしながら(笑)。プライベートでごちゃごちゃ悩むんだったら目の前の相手を倒したほうがすっきりするなと思った。ストレス発散はKO勝ちしかないんで」と7月大会に続き、9月、そして大晦日と3大会への参戦を表明した。