髙田延彦がプロアマ問題の片山晋呉に苦言「小学生でも分かる」

今日も大谷翔平の話題からスタートした

大谷翔平の負傷に髙田氏もしょんぼり
 RIZINの髙田延彦統括本部長が6月11日、ゴルフのプロアマ戦でアマチュアゲストに不適切な言動で不快な思いをさせたとされるプロゴルファーの片山晋呉に苦言を呈した。

 これは同日放送された髙田氏出演の番組『髙田横粂の世相談義』でコメントしたもの。同番組は、元総合格闘家の体育会系・髙田延彦氏と、東京大学法学部出身の文化系コメンテーター・横粂勝仁氏が「今現在、髙田延彦が気になっている時事ネタ」を徹底討論する生ワイドショー番組。

 毎回、今シーズンからメジャーリーグに移籍した大谷翔平の話題からスタートする同番組。かつて野球少年だった髙田氏は大谷の登板する日曜深夜にはついつい夜更かしをして野球中継を見てしまうほど、その一挙手一投足に注目。番組を通じて横粂氏とともにアメリカの大谷にエールを送っていたのだが、大谷は前回の登板で右ヒジの内側側副靭帯を損傷。オールスターへの出場にも黄信号が灯ったことから、髙田氏は「今日もね、ここに来たくなかったもん」としょんぼり。

この日もちょいちょい辛辣な言葉で世相を斬った髙田氏

「説明しても分からないという人がいるということに驚いた」
 そんな髙田氏のファイティングスピリットに火をつけたのがこのゴルフ問題。

 横粂氏が「日本ゴルフツアー機構の青木功会長が”極めて深刻”とコメントしています」と話を振ると、髙田氏はかつて青木会長が女子ゴルフのプロアマでの女子プロゴルファーたちの振る舞いについて「非常に感心した。ぜひ参考にしたい」といった内容のことを話していたことを紹介。そして現在、女子のツアーが増えているのに対し、男子のツアーが減っていることをあげたうえで今回の問題について「トーナメントを開いてくれるスポンサーがあって自分たちの戦場が開かれるわけだから、自分のプロゴルファーとしての仕事の場がなくなるということ。そこは普通に教えれば、中学生でも、もしかしたら小学生でも分かるんじゃないか。小学生や中学生でも、なぜ自分たちが野球とかサッカーとか好きなことをやれているのかということを、父兄の皆さんがいてきちんとお弁当を作ってくれて栄養補給ができるからとか、相手チームがいるから試合ができるといった環境について説明すればすぐに分かる。説明しても分からないという人がいるということに驚いた。そして改革しようとしている選手会の石川遼会長の足を引っ張ってしまっている」などとバッサリ。

 横粂氏が格闘技界におけるスポンサーとの関係を尋ねると髙田氏は「なぜ自分はこのリングに立てるのか、何人の人がこの戦いをサポートしてくれているのか。大会があったからといって翌日の新聞で全紙が報道してくれるわけではない、まだまだ発展途上であるということはみんな分かっているから、そこはしっかりしている」などと話した。

この日も複雑な問題を分かりやすく解説した横粂氏

麻生財務相の他人事発言にはあきれ顔
 この日は森友問題について、横粂氏が時系列で解説。森友学園への国有地取引をめぐる一連の問題で告発された佐川宣寿前国税庁長官について「なぜこの方は国税局長官になれたのか。(国会の答弁で)よくやったということ? 適材適所の人がなぜ辞めるの?」などと改めて言及。佐川氏が不起訴となったことには「それで不起訴?」と疑問を投げかけた。

 また財務省の公文書改竄問題での麻生太郎財務相の「それが分かれば苦労しない。それが分らないからみんな苦労している」という発言に「これ、誰が言ってるの?人ごとだもんね」とあきれ顔。安倍首相の「真摯に向き合って、徹底的に膿を出す」という発言には「で、膿はどこにあるの?」とツッコミを入れた。