【東京2020】レスリングでリオ金の登坂「2連覇してやる」
スイスの高級腕時計メーカーのオメガが「東京 2020 リミテッド エディションズ」を23日発表、都内で発表会を行った。発表会には、レスリングのリオ五輪金メダリスト登坂絵莉、スポーツクライミングの楢﨑智亜、ラグビーの松島幸太朗、サッカーの小川航基、そして元競泳選手の松田丈志が登壇した。
7月24日で、東京でのオリンピック開催まで2年となる。選手に残された時間は少なくなってきた。
登坂は「あと2年。ただ、レスリングの予選は早いのであと1年ぐらいで代表は決まってしまいます。そこ(東京五輪)に向けて、2連覇してやるという気持ちで前に進みたい」と、意気込む。
楢﨑も「オリンピックは、スピードとリード、ボルダリングの3種目で行われます。スピード種目でオリンピック記録を出したい。そうすれば初代金メダリストにも近くなると思う」。
小川は「ワールドカップでは素晴らしい試合を見せてもらった」としたうえで、「2020年はメダル獲得を目指して、エースとして頑張りたい」と抱負を語った。
ラグビーは東京五輪の前に、ワールドカップが2019年にある。松島は「2019年(のラグビーワールドカップ)で15人制はしっかり結果を出して、2020年(オリンピック)の7人制に勢いがつけばすごくいいと思う。来年はベスト8以上に入ることが目標。1点差でもいいので勝ちに行きたい」と、話した。
2020年へ思いをはせる選手たちを横目に、松田は少しうらやましそうな表情。司会者に「日本でのオリンピックが4年早ければと思っているか?」と尋ねられると、「めちゃめちゃ思っている!」と即答。「自分の国のオリンピックには出たかった。日本で開催された国際試合には何度か出ているんですが盛り上がりがすごかった。オリンピックではどうなるかと思うと想像を超えると思います。4名の現役選手にはそのチャンスをものにしてほしい」と、語った。
オメガが発表したのは、東京でのオリンピック開催を記念したコレクションで、五輪のカラー、赤、青、緑、黒、黄の5色展開で各2020本の限定発売。
選手は発表されたばかりの腕時計をつけると、どことなく引き締まった表情。「赤と白で日本の国旗をイメージできて重みを感じています。国旗の色は特別な思いがありますし、モチベーションも上がるんじゃないかなと思います」と、登坂。楢﨑も「限定モデルをつけることができたのはうれしいですし、自信がが付きました」と、話した。黒を身に着けた松島は「ゴールドも入っているのでメダルをイメージしやすい。かっこいいですね」と、闘志に火が付いたようだった。
「五輪を意識して5色あるのがいい!」と、前のめりだったのはオメガファンだという松田。「北京、ロンドン、リオとオリンピックモデルを買っています。オリンピックファンだしオメガファンなんです。そういう人間からすると5色揃えたくなってしまう。……緑と赤は今までなかったデザインなのでプレミア感がある」。本気モードの松田に、MCから「お買い上げありがとうございます!」とツッコミが入るシーンもあった。
24日、日本のみで発売される。
オメガは、東京 2020 オリンピックのオフィシャルタイムキーパーを務める。