髙田延彦がガン闘病公表のKIDにエール

横粂氏(右)はこの日も弁護士、元国会議員の立場で的確な解説を見せた
高校野球の球数制限にはあえて「反対」

 この日は今や社会問題にもなっている高校野球の球数制限の是非についても切り込んだ。

 番組内のアンケートで8割超が制限に賛成する中で髙田氏は「選手の体のことを考えたら当然、球数制限とか投球間隔を空けることは必要なんだけど」と前置きしたうえで、あえて「球数制限には反対」という立場を取った。

 まず「私立はそれでもいいかもしれないけど、県立とか公立だと投手を3人も4人も揃えることは現実的には難しい。今のようなシステムでなければ、今年準優勝だった金足農業の吉田投手のような存在は生まれていない。分業制にして、それがルールとして決まっていたら金足農業は甲子園にも出ていないかもしれないし、地区予選すら勝ち上がれなかったかもしれない」と高校野球に現実に存在する“格差”に言及。

「彼らは甲子園に人生をかけている。小さいころから甲子園で一番になるために野球をしてきて、特にピッチャーになるような子は“俺がこのマウンドを守って勝つんだ”といった思いを持っている子が多いと思う。そういう子供たちが高校球児になって、夢がかなって甲子園に出る。そこは勝負の場。自分の力で勝ちにいきたいと思うのは当たり前だし、しようがないと思う」とジャンルは違えど勝負の世界で生きてきた者の視点で話した。

 そして「8割超の人が球数制限に賛成するのはもちろんだと思うが、球児は甲子園に人生を燃焼しに来ている。そういった当事者たちの思いというものをくみ取ってもらいたい気はする」と話したうえで「準々決勝以降は試合の間隔を空けるということはしてもいいと思う」と提案した。

 同番組は、元総合格闘家の髙田延彦氏と「バイキング」(フジテレビ系)などでコメンテーターを務める元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏が「今現在、高田延彦が気になっている時事ネタ」を徹底討論する生ワイドショー番組。

「FRESH!」で月曜の21時から不定期で配信中。次回は9月3日21時から配信される。
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