心にしみるサウンド、しみかたはいろいろ。【編集部オススメCD 4選】
『ムキシ』レキシ
歴史上の人物や出来事、制度や習慣などを織り込んだファンキーな楽曲の数々で人気を集めるアーティスト、レキシの最新アルバム。前作『Vキシ』からは約2年3カ月ぶり、通算6枚目のアルバムとなる。参加ゲストはビック門左衛門(三浦大知)、カモン葵(手嶌葵)、オシャレキシ(上原ひろみ)、足軽先生(いとうせいこう)、シャカッチ。フジテレビ系TVアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」ED主題歌「GET A NOTE〜下駄の音ver.〜」、NHK大河ドラマ「西郷どん」パワープッシュソング「SEGODON」、シングル「KATOKU」など全10曲を収録。
『Resistance』Brandon Coleman
カマシ・ワシントンやサンダーキャットらとともにLAジャズシーンをけん引するキーボード奏者、ブランドン・コールマンの最新作。一流セッションミュージシャンとして腕を磨いてきたプレーヤーで、ジャズの枠に捕らわれることなく、ベイビーフェイスやアリシア・キーズ、さらにはスティーヴィー・ワンダーやアース・ウィンド&ファイヤーらとも共演経験があるスゴ腕だ。最新作ではそのマルチミュージシャンぷりに感服。カマシ・ワシントンを筆頭に音楽仲間や友人が集結、女性ヴァイオリン奏者のイヴェット・ホルツヴァルトら新たに加わったアーティストも多い。ジャズ、ファンク、ソウル、ブギー、AORなどエッセンスをブレンドしている。
『スキマノハナタバ 〜Love Song Selection〜』スキマスイッチ
デビュー15周年を迎えたスキマスイッチが「記念日に贈りたい曲、記念日に聴きたい曲」をテーマに選曲した作品。現在展開中のwebプロジェクト「スキマの花屋」と連動し、自身の楽曲を歌詞の世界観に添った花言葉に例えて、“ハナタバ”にした。「奏」「ボクノート」に限らず名曲ぞろい。テーマからバラード曲に偏りがちになりそうかと思えば、「パラボラヴァ」など疾走感のある楽曲や「Revival」のような青空が広がるようなナンバーも。
『Big Red Machine 』Big Red Machine
ボン・イヴェールことジャスティン・ヴァーノンとザ・ナショナルのアーロン・デスナーによるコラボプロジェクト、ビッグ・レッド・マシーンがセルフタイトルアルバムを発表。昨年夏のフェスティバルのステージのために曲のスケッチを制作、さまざまなコラボレーターと曲を披露。この2年間、このプロジェクトのために曲を磨き上げてきたという。まとまった作品にするうえで、お互いの共通のコラボレーターであるブラッド・クックを迎えて共同でプロデュースした。「Gratitude」「Hymnostic」「Forest Green」「Lyla」など全10曲を収録。