香川照之「すごい逸材が出てきた」昆虫少女に脱帽

 特別展「昆虫」の新種昆虫ネーミングセレモニーが12日、上野の国立科学博物館にて行われ、展覧会オフィシャルサポーターを務める俳優の香川照之らが登壇した。

 今回、展覧会の企画チームは九州大学の三田敏治助教授の調査に同行し、マダガスカルで新種のハチの採取に成功。希望者を募りハチの名前を付けるというキャンペーンを行い、1000通以上の応募から小学2年生の松島理桜さんが選ばれた。

「新種に名前を付けるのが夢だったので、とってもうれしかった!」と飛び跳ねて当選を喜んだ理桜さん。幼いころから昆虫好きで、幼稚園のときにカブトムシの幼虫をふ化させて以来飼育を続け、現在は海外のクワガタなども含め20種類を飼っているという。「2年生で海外のクワガタまで…もうやることないよ」と驚いた香川に、理桜さんはすかさず「まだまだ飼いたい虫はたくさんいるんです。ずっと続けちゃっても飽きないです」。そんな理桜さんの昆虫愛に、芸能界きっての昆虫好きとして知られる香川や三田先生も脱帽。

 昆虫の話になると止まらない理桜さんに香川は「すごい逸材が出てきましたね(笑)。明日Eテレの収録があるから、そこで話してくれる?」と自身の番組に出演オファー。笑いを取りつつも「おじさんたちが小さいころ昆虫に興味を持ったときは東京にもカマキリがいっぱいいたんだけど、今は大きく環境が変わってしまった。昆虫のために環境を守る気持ちも持ち続けて」と理桜さんに伝えた。

 自身の子供時代は「カマキリの飼育にいそしんでました」という香川。思春期になると昆虫から離れてしまう人も多いという話に「僕は中学時代も毎年、夏はせっせとカマキリをふ化させていました。まだ思春期を迎えていないんじゃないかな」と報道陣を笑わせ、展覧会のキャッチコピーでは“昆活しようぜ”とうたっているがプライベートのほうは…と記者から水を向けられても「これがプライベートです」と、徹底した昆虫愛を見せていた。

 同展の開催は10月8日まで。