カレーはナン! 一般投票で究極の選択に決着 



「カレーはナン派 VS ライス派プロジェクト」は10日、カレーに関する企業、飲食店、団体などと共同で行った一般投票の結果を発表し、ナン派が勝利したことを発表した。開票の結果、ナン派は1307票、ライス派は956票だった。

 ナン派は、「ナンを食べるためにインドカレー屋さんに行っている」「おいしく最後まできれいに食べるなら、やっぱりナン」「スパイスの深みを楽しみながらゆっくり楽しめるのはナン」など、メッセージを寄せている。

 ナンを提供するインド料理店の増加はもちろん、学校給食で提供されたり、家庭用のナン市場も拡大するなど、ナンはより親しみのあるものになってきている。

 カレーについて学ぶWEB講座を展開するカレー大學を運営している株式会社カレー総合研究所の井上岳九代表は、開票結果を受けて、「ナンに合うカレーと、ライスに合うカレーはそれぞれあるが、ナンの喫食機会の増加に伴い、カレー自体の好みも多様化しているようだ。カレーは国民食といわれるなか、日本人にとってカレーはライスという限られた世界にとどまらず、いろいろな形でカレーを楽しみたい人が増えていることだと受け止めている」とコメントしている。

 一般投票は特設ウェブサイト( http://www.naan-vs-rice.jp/ )とプロジェクトメンバーであるカレー店50店舗で、6月1日~9月30日まで受け付けた。