紫雷イオと里村明衣子が準決勝進出【WWEメイ・ヤング・クラシック 2018】

イオの華麗なムーンサルトが炸裂(©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

イオがムーンサルトで華麗なる勝利。そして「よっしゃ、優勝するぞ!」
 世界12カ国から集められた32名が競い合うWWE女子トーナメント「メイ・ヤング・クラシック 2018」のトーナメント準々決勝で “天空の逸女”紫雷イオがディオナ・プラゾと対戦した。

 試合前のインタビューでイオは「優勝したいので、エボリューションのリングに絶対上がりたいですね。そのために勝ちます」、対戦相手のディオナは「リングではビースト。最もタフな相手」とそれぞれコメント。

 試合が始まると、イオは序盤にドロップキックでディオナを場外に吹き飛ばすと、そのままトペ・スイシーダを決めて先制。ディオナも低空ドロップキックからイオの顔面にヒザを叩き込むと、得意のアームバーで捕らえて両者白熱の攻防を展開する。

 さらにイオは華麗に619、ミサイルキックを決めてムーンサルトを狙うがディオナに足を引っ張られて阻止されると、そのままジャーマン・スープレックス3連発から必殺のアームバーまで決められてピンチに陥ってしまう。しかし、これを辛うじて回避したイオは串刺しのランニングダブルニーを叩き込むと、最後はコーナートップからムーンサルトを豪快に決めてピンフォールを奪った。

 試合後、イオが「よっしゃ、優勝するぞ!」とアピールすると会場からは“イオ”コールが沸き起こった。

準決勝に進出した里村(©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.)

里村はデスバレーボムで貫禄の勝利
 同じく準々決勝に残っていた日本が誇る“レジェンド”里村明衣子がレイシー・レーンと対戦した。

 試合前のインタビューで「本当の強さを知ってもらいたい」と意気込みを見せた里村は試合序盤にハイキックからのアームバーでレイシーを攻め込む。

 辛うじてロープに逃れたレイシーはエルボーの連打、コーナートップからのクロスボディーを決めて反撃するも、これをカウント2で返した里村はハイキックでふらついたレイシーをファイヤーマンズキャリーで捕らえると、そのまま必殺のデスバレーボムを炸裂。里村がレイシーからピンフォールを奪って貫禄勝ちを収めた。

 里村は準決勝(10月25日に配信)でミヤ・イムを撃破したトニー・ストームと対戦する。

 同トーナメントはWWEネットワークで毎週木曜日に準決勝まで配信し、決勝戦はWWE史上初の女子のみのPPV「エボリューション」(日本時間10月29日)で行われる。