ジャニーズ WEST濵田崇裕主演『歌喜劇/市場三郎』最新作が7日開幕!

「服を着ると(なで肩が)すごいねって言われるんです」と濵田

 11月7日に開幕する舞台『歌喜劇/市場三郎~グアムの恋』のプレスコールが6日、新宿区の東京グローブ座で行われ、主演のジャニーズ WESTの濵田崇裕、キャストの大和田美帆、そして演出の河原雅彦が取材に対応した。

 濵田と河原、そして劇作家で演出家の福田転球がタッグを組み、2016年に上演した『歌喜劇/市場三郎~温泉宿の恋』に続くシリーズ第2弾。

「前作の終わりかたもちょっと続いたらいいなと思っていたし、またやったら楽しいんだろうなという雰囲気の中で今作ができるのですごいうれしい」と、濵田。「前回と(自分は)いい意味で、変わってはいないと思いますけど、前回よりも視野をできたらいいなと思っていて、ちょっとだけ周りを見られるようになったかな(笑)」。

浮足立つ男たち

 主人公の市場三郎たちが、会社の慰安旅行でグアムを訪れる。海外旅行に浮足立って、さまざまなハプニングに巻き込まれるが、三郎はグアムの恋にめぐり合って展開していく「歌喜劇」だ。

「歌喜劇」は、新しいタイプの音楽劇で、舞台セットや小道具をできるかぎり廃した舞台上で、日本人に親しみのある言葉やメロディー、子どもでも理解できるまっすぐな歌詞を、キャストがアカペラで歌いだし、演者と観客それぞれが創造力を使って物語の情景を浮き上がらせようというもの。

「1本目になかった要素を入れたいと思ったし、濵ちゃんにしてもらいたいと思ったことも入れたりした」と、河原。そのため「ミュージカル女優さんを起用して、とことん歌を練習しました。芝居の稽古をやっているのか歌の稽古をしているか分からないぐらい稽古をしました。見ていると馬鹿馬鹿しいことですが、やっていることは実は高度なこと」だと強調した。

楽しい仲間たちも登場……か?

「続編に出るってすごい緊張するんですよ。だって好評だったから続編があるわけですから」というのは、本作から合流した大和田。「経験したことのない感じ。みなさん、アカペラの部分とかさりげなくやっていられるんですけど、途中から入った私たちからしたら難しくって。体になじむまで時間がかかりました。何度もやるしかなくて、家でもつねにって感じでした」

 濵田も「歌に関しては大変。アカペラをまたやって改めて難しさに気づきました。頭の中に音をいれる作業がずっとだったんで、四六時中、音を聞いてました。あとはみんなで合わせて。覚えても合わせと違うんです」と、話した。

 大和田によれば「楽屋で歌っていたら、濵田くんの楽屋から歌が聞こえてきて、みんなが合わせていたりか……」という雰囲気で、つねに歌と向き合っていたようだ。



「この舞台は『市場三郎』というタイトルですけど、そこで出会う人たちを好きになってもらえる舞台だと思っている」と、濵田。「三郎以外の登場人物のファンができたらいいなと思っています」と、舞台と個性的で魅力てあふれるキャラクターたちをアピールした。

 11月7日から12月2日まで同所で。大阪公演もある。