武尊がラジャの現役王者と対戦【3・10 K’FESTA.2】
ヨーキッサダー「パンチと蹴りだけでも倒せる」
K-1平成最後のビッグマッチとなる「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K’FESTA.2~」(2019年3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ)の第一弾カード発表会見が12月27日、東京都内で開催された。
この日はフェザー級、ライト級、ウェルター級、クルーザー級のタイトルマッチ4試合と「日本vs世界7対7」と題して行われる3試合が発表された。
「日本vs世界7対7」には武尊、武居由樹、野杁正明の3王者が出陣する。
武尊は現ラジャダムナンスタジアム・フェザー級チャンピオンのヨーキッサダー・ユッタチョンブリーと対戦する。
ヨーキッサダーは11月にチャンピオンになったばかりのムエタイの強豪選手。今回の試合について「今回はタイの代表としてやってきた。武尊選手の映像を見たが怖さは全く感じなかった。今回は自信を持っているのでタイに勝利を持って帰りたい。今回の試合でさらにムエタイの強さを証明したい。ムエタイの全部の武器を使えば簡単に勝てると思っているが、K-1ルールでは使えない技もある。だがパンチと蹴りだけでも倒せると思っている」と絶対的な自信を見せた。
武尊「ラジャのチャンピオンとの戦いは永遠のテーマ。避けては通れない」
武尊は「僕は昔からK-1最強を証明したいと思っていて、日本の格闘技界にとって、ムエタイの殿堂のラジャのチャンピオンとの戦いは永遠のテーマだと思うし、日本人格闘家として避けては通れないと思っている。ラジャのチャンピオンと試合できてうれしく思う。今回は久しぶりに楽しみというか自分のやりたい試合が久しぶりにできると思う。必ずラジャのチャンピオンに勝ってK-1最強を証明したい。(ヨーキッサダーは)スピードとパワーとテクニックを兼ね備えていて、フィジカルの強さも感じた。K-1を背負っているという自負もある。K-1最強を証明するにはここは避けて通れない壁。逆にここを越えたらK-1最強を証明できると思う。全力でぶつかるだけ。絶対に勝ちます」などと話した。
また「いつも僕は相手に合わせる練習はほぼしない。相手のことは研究するが、自分の持っているものをどう相手に使えるか、自分の持っているものを出す練習をしている。ムエタイの選手とも練習しようと思うが、対策というより自分の能力を上げて相手にそれをぶつけるための練習。年明けからまたアメリカに行って、フィジカル面からすべての能力を上げるために合宿をしようと思う」とアメリカにわたって強豪との対決に備える計画を明かした。
武居は村越を破ったリーバスと対戦
武居は11月大会でフェザー級王者・村越優汰を破ったアレックス・リーバスと対戦する。リーバスは試合後の会見で武居との対戦をアピールしていた。
武居は「12月の試合で反省するところがあって、すぐ試合がしたいと思っていた。1階級上のチャンピオンに勝った強い選手と対戦が決まって気合が入っています。楽しみです。リングサイドで見ていたが(リーバスは)スピードが速くて、パンチの回転も速い。その時はあまり気にして見ていなかった。でも自分のほうがスピードが速いし倒せるパワーもあるので、倒して圧倒的な差を見せたい」などと話した。
野杁はピケオーに一発KO宣言
野杁は大阪大会でリング上から対戦をアピールしたジョーダン・ピケオーと対戦する。
先にピケオーの「俺は今まで野杁が戦ってきた相手とはレベルが違う。俺が野杁をボコボコにして、俺の方が上だということを証明してやる」というコメントが主催者から発表された。それに応える形で野杁は「僕もやりたかった相手だし、皆さんも見たかったカードだと思うのでうれしい。“ボコボコにする”と言っていましたけど、されるつもりもない、無事にオランダに帰れる状態ではすませない。今年は4戦4勝4KOだったが、来年は5戦5勝5KOを目指して頑張りたい。新しくなった部分でまだ見せられていないところがある。それを試しながら一撃で倒したい。僕は蹴りのイメージが強いと思うが、パンチでも倒せるところを見せることをテーマにしている。前回も2回目のダウンでKOだったが、今回は立ち上がって来れないような1発を当てたい」などと話した。
◆K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
(王者/日本/湘南格闘クラブ)村越優汰 VS 卜部弘嵩(挑戦者/日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
◆K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
(王者/日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)卜部功也 VS 林健太(挑戦者/日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG)
◆K-1 WORLD GPウェルター級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
(王者/日本/K-1ジム五反田チームキングス)久保優太 VS 城戸康裕(挑戦者/日本/谷山ジム)
◆K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
(王者/イラン/WSRフェアテックス・イラン)シナ・カリミアン VS 加藤久輝(挑戦者/日本/ALIVE)
◆日本vs世界・7対7/-59kg契約/3分3R・延長1R
(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)武尊 VS ヨーキッサダー・ユッタチョンブリー(タイ/ユッタチョンブリージム)
◆日本vs世界・7対7/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
(日本/POWER OF DREAM)武居由樹 VS アレックス・リーバス(スペイン/Team Jesus Cabello)
◆日本vs世界・7対7/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
(日本/K-1 GYM EBISU FREE HAWK)野杁正明 VS ジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike's Gym)