男性18歳「“好きな子”と恋愛する勇気が出なくて悩んでいます」【黒田勇樹のHP人生相談 104人目】

 こんにちは、黒田勇樹です。
 
 年明けから新作の執筆に没頭していたんですが、その合間に知り合いの出演している芝居を見てパワーをもらってまた執筆。

 そのお陰かどうか、やっと新作のめどが立ってきました。

 やはり刺激は大事ということを年明け早々に感じております。

 ということで相談という刺激を僕にください。お待ちしています。

 さて今週も始めましょうか。

https://www.pakutaso.com/

ml(男性18歳)のお悩み
告白する勇気ではなく恋愛する勇気が出ないんです。

 黒田勇樹さんこんにちは。

 僕は今現在高校三年生であり、まだまだ未熟故に黒田さんが普段受け付けているような大人チックな恋愛事の相談はできませんが読んでいただけたら幸いです。

 僕は今同じ部活の後輩の中に「好きな子」と「すっごくよく喋る子」の2人がいます。

 どちらともそれなりに仲良く接していて、この子達二人の関係もとくに悪いわけではありません。

 今僕はこの「好きな子」と恋愛する勇気が出なくて悩んでいます。告白する勇気ではなく恋愛する勇気が出ないんです。

 過去の恋愛の失敗で自分自信が大っ嫌いになった事があり、自らの失敗で異性を傷つける事に過度なトラウマを抱いてしまっています。

 もし「好きな子」の方と運良く付き合えても本当にずっと幸せにし続ける事なんてできるのか?とか、

 いや、そもそも僕が「好きな子」に手を出した事を知ったら「よく喋る子」はどんな風に思うだろう。とか、恋愛が成功しようがしまいが僕が高校を卒業した後二人の仲が悪くなったら死んでも死にきれないとか、それを気に男性への信頼が下がりに下がって貴重な高校生活を棒に降って欲しくないとか…

 たかが自分1人の異性への興味や身勝手な行動1つで誰かが不幸になるならこんな男は何もしないで勝手に好きなままでいて、勝手に喋って仲良くして勝手に卒業したらいいやって思ってしまうんです…

 今の自分の思考回路ではどう考えてもこれが僕が2人と自分にとって取れる最善の方法にしか思えないんです。

 でもやっぱり「好きな子」は好きですし、恋愛もしてみたいと思います。

 黒田さんは僕の考えどんな風に思われますか?

 お時間のある時にお返事よろしくお願い致します。

◆黒田勇樹
少なくとも高校生の頃の俺だったら、とりあえず両方ヤってる!

 ウジウジウジウジ、ウジウジウジウジ…

 行動力と決断力の無い男は…そのまま乾いて死んでゆけ!

 いいですか!?人生に「十代」とか「高校生」とか、「青春」と呼ばれる時間は一瞬しかありません!

 この時期に、やってやってやりまくって失敗した経験は一生の宝になりますし、しなかった後悔は永遠にやり直せない鎖付きの重りになって君を縛り付けます!

 少なくとも高校生の頃の俺だったら、とりあえず両方ヤってる!コツはこう!

 相手が2人組なら「好き」とか「よく喋る」とかじゃなくて、ブスな方から手を出します!

 理由は未だにわかりませんが、2人組はブスから行くと可愛い方も行けます!

 これも大切な、僕の若かりし頃の失敗から得た宝物なんです!

 女子ばっかりのクリスマスパーティに呼ばれて、1晩で全員とヤったこともあります!

 もし、2人の関係が悪くなることを気にして「どちらとも何もない」を選べば、君は未来永劫、同じシチュエーションでは「何もしない」を選ぶことしか出来ず、年老いてから何もない自分の人生への後悔に駆られ、ちょっと火遊びしてみようとかして、大人がやると取り返しのつかない種類の失敗をすることになります!

 女の子2人にしたって、君と付き合って友達と気まずくなろうと、友達と気まずくなりたくないからと君と付き合わなかろうと、そもそも君に興味がなかろうと、それは彼女たちの人生で彼女たちの物語!

 相談者くんの行動が一時的な人間関係や状況に影響を与えたとしても、それをどう捉えてどう望んで、どう行動するかは彼女たちが経験すべきことだから、君には一切関係がありません!

 なんだこの、次から次へと湧き上がる邪悪な松岡修造みたいな気持ち!

 もっと、熱くなれよ!

 とりあえず今日書いたこと、君には半分も伝わらないと思うから!

 ちょっとだけ、熱くなるのをお手伝いしようと思うので、まずは前回の恋愛での過度なトラウマを、具体的にどんな相手とどんな恋愛をして、どんな失敗をして何が怖くなったのか教えて下さい。

 エウロパの氷を解かすほどの熱さで、答えをお待ちしております!

<人生相談の宛先はこちら

黒田勇樹に相談したい方はメールにて相談内容をお送りください。メールには「ニックネーム、性別、年齢、ご相談内容」をご記載ください。メールアドレスは「sodan@tokyoheadline.com」になります。

黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。

公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23

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