窪田正孝「蜷川さんが見てるんじゃ……」舞台『唐版 風の又三郎』8日幕開け
柚希にとっても特別な舞台。芸能生活20周年イヤーのスタートを、初めてのアングラ演劇で切る。「稽古場では一人衝撃を受けることがありました。すごく美しい世界があったり、感動する戯曲もあり幅が広いんだなともいました。お稽古場から、衣装を着せさせていただけるのがビックリでした。本番に向けて、向かっていけることなんだな」と振り返った。
ちなみにこの稽古のスタイルは、蜷川幸雄さんのスタイルを引き継いだという。
北村は「主役の2人が安定感が抜群ですごい。それに、おじさんたちが破壊力がすごくて。本当にすごいんです。僕はどこに持ち込んでいこうかなというところ。このままお客さんの前で演じたい」と、語る。
難解と感じがちな作品だが、驚きの演出や、風間が言う「六平直政が、よそでは通用しない演技を、ここでは水を得た魚のごとく伸び伸びやっている」驚きのシーンなど、目が離せない。
舞台は、東京公演がBunkamuraシアターコクーンで2月8日~3月3日。大阪公演が3月8日~13日まで森ノ宮ピロティホールで。