ビビアーノが不本意な反則勝ちで王座奪取【3・31 ONE】

2度目のダウンを喫したサワー(撮影・蔦野裕)
サワーはヨドサンクライに2度のダウンでTKO負け

「K-1 WORLD MAX」で2度王者となり、シュートボクシングの絶対王者といわれたアンディ・サワーが立ち技ルールでヨドサンクライ・IWE・フェアテックスと対戦。2R51秒、TKOで敗れた。昨年10月のONE初戦に続き2連敗となった。

 1R開始早々にサワーは左のフックに右ストレートを合わされダウンを奪われる。その後も、ヨドサンクライのパンチの連打に追い込まれる場面が目立つサワーは苦し紛れにタックルに行ってしまう。

 2Rもヨドサンクライのプレッシャーは強烈で左ストレートを食らったサワーはスリップダウン。しかしダメージは明らかで、勝負をかけたヨドサンクライはなおもサワーをケージに詰めてパンチの連打を浴びせる。最後は左ストレートを打ち抜くとサワーはすとんと腰を落としてダウン。

 カウントの後半で立ち上がったものの、レフェリーが試合をストップ。「まだやれる」と抗議するサワーだったが、そこにはかつての姿はなかった。
ONE Championship「A NEW ERA-新時代-」(3月31日、東京・両国国技館)

◆メインイベント:ONE ライト級チャンピオンシップ 5分5R
●エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)(1R2分34秒、肩固め)青木真也(イヴォルブ MMA)〇

◆BOUT14:ONE女子ストロー級チャンピオンシップ 5分5R
〇ション・ジンナン(中国)(5R1分37秒、TKO)アンジェラ・リー(シンガポール)●

◆BOUT13:ONEミドル級チャンピオンシップ 5分5R
〇アウンラ・ンサン(ミャンマー)(2R4分41秒、TKO)長谷川賢(フリー)●

◆BOUT12:ONE世界バンタムチャンピオンシップ 5分5R
●ケビン・ベリンゴン(フィリピン)(3R、反則)ビビアーノ・フェルナンデス(ブラジル)〇

◆BOUT11:ONEフライ級ワールドGP準々決勝 5分3R
〇デメトリアス・ジョンソン(米国)(2R2分40秒、フロントチョーク)若松佑弥(TRIBE TOKYO M.M.A)●

◆BOUT10:ONEライト級ワールドGP準々決勝 5分3R
●エディ・アルバレス(米国)(1R4分5秒、TKO)ティモフィ・ナシューヒン(ロシア) 〇

◆BOUT9:ONEスーパーシリーズ(立ち技ルール) 3分3R
●アンディ・サワー(オランダ)(2R51秒、TKO)ヨドサンクライ・IWE・フェアテックス(タイ)〇


◆PRELIM8:ONEフライ級ワールドGP準々決勝 5分3R
●池田仙三(日本)(判定0-3)ダニー・キンガッド(フィリピン)〇

◆PRELIM7:ONEフライ級ワールドGP準々決勝 5分3R
〇カイラット・アクメトフ(カザフスタン)(判定3-0)リース・マクラーレン(豪州)●

◆PRELIM6:ムエタイ フライ級3分3R
〇ロッタン・ジットムアンノン(タイ)(判定2-1)ハキム・ハメック(フランス)●

◆PRELIM5:キック フライ級3分3R
●秋元皓貴(日本)(判定0-2)ヨゼフ・ラシリ(イタリア)〇

◆PRELIM4:女子アトム級5分3R
〇V.V Mei(日本)(3R3分18秒、腕十字固め)クセニア・ラチコヴァ(ロシア)●

◆PRELIM3:フェザー級5分3R
●アンソニー・アンゲレン(オランダ)(1R4分12秒、TKO)ゲイリー・トノン(米国) 〇

◆PRELIM2:ムエタイ バンタム級3分3R
〇パニコス・ユサフ(キプロス)(判定3-0)モハマド・ビン・マフムード(マレーシア)●

◆PRELIM1:ライト級5分3R
〇ユン・チャンミン(韓国)(1R4分16秒、リアネイキドチョーク)バラ・シェッティー(インド)●
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