声優・朴璐美が語る『シド・ミード展』

TOKYO2040 ©Syd Mead, Inc.
 またシド・ミード氏と、氏が手がけたガンダムについては「当時は、今思うと恥ずかしくなるほどの不勉強さでして、『ガンダム』という作品もよく分かっておらず、アニメも見ておらず、シド・ミードさんがどれほど著名な方かも知らずにいました。ロランをやることが決まった初めての顔合わせの場所に『∀ガンダム』のポスターがドーンと張ってあって“これが∀ガンダムかぁ…”と眺めていたら、富野監督に“このガンダムをどう思う?”と聞かれ“めちゃめちゃかっこいいですね。これヒゲですか? いいですね!”と無邪気にこたえたら、富野監督が少しニヤリとして“でもこれ、巷ではとても不人気なんだよ?”と言われました。その時は意味が分からず“え? なんで?”と疑問が残りましたが、その後アニメ業界に携わるようになって、他のガンダムとは随分違ったテイストだったことを知りました(笑)」と語った。

 同展はミード氏の活動の中から原画150点を展示。日本での個展は34年ぶり3度目で今世紀では初開催となる。