所スタイルの継承者・長野将大【格闘家イケメンファイル Vol.99】


 今は格闘技一筋。ほぼすべての時間を格闘技に捧げている。

「東京では一人暮らしなので、食事も基本的に自炊です。自炊は大変ですが、簡単なものをネットで調べて作っています。麺つゆは万能なので、結構使います。親子丼とか牛丼とか、丼ものが多いかも知れない。1年半弱、こちらに住んでいますが、ほとんど観光とかは行っていません。スカイツリーも行ったことがない。1度原宿に行って、竹下通りを歩いてみましたが、人が多くて、1回いったらもういいかなって(笑)。岡山にいる時はもともとパン屋で働いていたんです。社員として製造を担当していたので、パンは作れます。得意なのはクロワッサン。折ってくるくる巻いて(笑)。ですから、こっちでもパン屋でバイトをしながら、練習しています。パン屋は朝が早く、昼と夜に時間が作れるので練習できますし、すごくいいですよ。毎日、パン屋、練習、練習です。パン屋が休みでも、練習は毎日やっているので、特に休みというのはありません。時間が空いたら寝るぐらいですね。東京には友人もあまりいませんし、バイトと練習の往復ですが、ジムの会員さんたちがみんなすごく仲が良くて温かいんです。所さんの人柄が反映されたみたいなアットホームな雰囲気で、試合になるとみんなが応援に来てくれる。近くに住んでいる方も多く、すごく恵まれた環境で生活と練習ができているので、ありがたいと思っています」

 月1で試合に出ているという長野。次の試合は?

「5月11日、ZSTの試合に出る予定です。試合を月1でやるっていうのは、なかなかない事。普通の選手はあまりやりません。所さんは練習で“自分がやりたいスタイルがあったら、それをやってみなさい”というスタンス。自由にやらせていただいてます。だから、月1で試合に出場するというのは、所さんによるトレーニングだと思うんです。あれこれ厳しく言うより、実戦で学ぶ事も多いというのを教えてくれているような気がします」

 目標はもちろん師匠。

「今はZSTの本戦に出て、ゆくゆくはRIZINのような大きな舞台に立ちたいです。スタイルとしては、キメを狙って動いて動いて動いて動いて取りに行く。固めて終わるみたいな試合ではなく、取られてもいいから、面白い試合を見せられる、師匠のスタイルを継承した選手になりたいです」
格闘家イケメンファイル Vol.99
所スタイルの継承者 長野将大(ながの・しょうた)

岡山県岡山市出身。1996年2月22日生まれ。兄の影響で、19歳から格闘技を始める。すぐに寝技に夢中になり、2017年11月、プロを目指し上京。現在は、あこがれの所英男のジムで弟子として指導を受けている。リバーサルジム武蔵小杉 所プラス所属。
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