「戦争のためではなく平和のための映画」西島秀俊、佐々木蔵之介ら22名が集結「総員、衝撃に備え!」

 さらに、映画のテーマにちなみ、平和だなと感じる瞬間は、という質問に佐藤は「この瞬間です。我々が映画という作品を作って、それをもって皆さんに提供する。今日観てくださる方々に、どうぞ見ててくださいと言える平和さです。これだけはずっと維持していかないといけない」と語り、会場からも賛同の拍手が巻き起こった。
 
 最後に、佐々木は「誰も戦争したい人はいません。自衛官、政府関係者、ジャーナリスト、コンビニ店員含め、みんなそれぞれ各パートで平和を願っています。この映画を見た後、劇場を出た後、家族がいる仲間がいると思っていただければ良いなと思います」。西島は「とにかく泣けた、と周りから言われて、なぜかを考えました。それは、この映画に関わったキャストやスタッフ、協力してくださった自衛隊の方々、それから登場人物も全員が平和のために戦っていたからだと思う」と語り、「映画はエンターテインメントとして楽しんでいただけると思います。そのあとに、見てくださった方の心の中で平和について、平和のために戦っている人たちについて、心に湧き上がる何かを感じ取っていただければ」と熱く伝えた。

 イベントの終わりには、西島秀俊の「総員!」の掛け声に続いて登壇者と観客が一斉に「衝撃に備え!」と叫び、キャノンテープが発射。拍手喝采で幕を閉じた。

 映画『空母いぶき』は5月24日より全国公開。