メーン出場の海人「これまで試合前に負けると思ったことは1回もない」【4・27 SB】

 シュートボクシング(SB)の「S-cup2018」世界王者の海人が2019年のシリーズ第2戦「SHOOT BOXING 2019 act.2」(4月27日、東京・後楽園ホール)のメーンに出場。オーストラリアのチャド・コリンズと対戦する。コリンズは今年2月の「KNOCK OUT」で不可思と対戦し判定勝ちを収めている強豪。そんな海人に今回の試合について聞いた。
(撮影・蔦野裕)
ザカリアとチャムアトーンには「直接やり返さないと収まらない」

 コリンズについてはどういう印象を?

「名前もあって強い選手。この前、日本に来てやった試合も見させてもらったんですけど、自分が思っていた以上に強い選手やなと思いました」

 相手が決まったら映像などで研究するタイプ?

「ザカリア(・ゾウガリー)選手に負けた次の大会からすごく見るようになりました。それまでは見ても1回とか。なんとなく頭に入っていたらいいかな、くらいの感じだったんですけど。そこからは見るようになって、自分の中でもいろいろ考えるようになった。最近はちゃんと見ていますね。今回のコリンズ選手についても試合が決まってから、イメージをだんだん強くしていって、対策もお父さんと練りながら仕上げています」

 強い選手の映像を見て“これはやばいかも”というメンタルになることは?

「それはないですね。負けると思ったことは1回もないし、わりとそっちはプラスに考えて試合に臨めています」

 常々、ザカリア・ゾウガリーとチャムアトーン・ファイタームエタイへのリベンジを口にしている。しかし今回の4月大会も日本シュートボクシング協会が実現に動いたものの体調やスケジュールの問題で実現ならず。外国人選手はそういった問題があって実現が難しい。今後は2人より明らかに強豪の選手を倒していくという考えにシフトしていくこともあるのでは?

「それでも2人とやりたい気持ちは変わらない。自分の気持ち的には直接やり返さないと収まらないので、どうにか戦える方法を作っていきたいと思っています」