日比交流戦は修斗が全勝。チーム・ラカイを返り討ち【5・6 修斗】

岡田は判定ではあったが難敵を返り討ち(撮影・蔦野裕)
相手の打撃に手こずった岡田は一本取り切れず

 大将戦は岡田遼vsジアン・クラウド・サクレッグ。

 1R、サクレッグがプレッシャーをかけながらダイナミックな右ローを放っていく。岡田のローにはパンチを合わせ前に出るなど激しいプレッシャー。岡田はタックルに出るが踏み込み切れない。しかし岡田はフェイントからタックルを決めテイクダウンに成功。フロントチョークに移行し取り切ったかに見えたがサクレッグは何とか首を抜き脱出。上を取ってヒジを落とすが岡田がここはしのぐ。

 2Rもサクレッグは鋭いハイキックからスタートも岡田は今度はしっかりとガード。タックルからテイクダウンを取り切るとサイドポジションをがっちりキープ。しかしサクレッグはケージを巧みに使い脱出するが、岡田は再度上を取るとハーフからヒジを顔面に落としていく。ケージ際で動きが取れないサクレッグは防御しきれず左目じりから出血。ドクターチェックが入る。

 3Rに入ってもサグレッグの強烈なパンチは衰えず。距離を取ってチャンスをうかがう岡田。パンチをかいくぐりタックルに行く。バックステップで交わしたサクレッグだったが、岡田のプレッシャーにバランスを崩し、しりもちをついたところで岡田がしっかりと上をキープ。ハーフからまたもヒジを落としていく。2R同様、ケージ際で動きが制限されたサグレッグはヒジをかわし切れない。サクレッグが体を起こしたところでフロントチョークに行く岡田だったが、サクレッグは逆にリフトしてテイクダウン。サイドを取られ一瞬ヒヤリとした岡田だったがポジションを入れ替え上を取りパウンドを落としたところでゴング。

 判定は30-28、29-28、30-27で3者とも岡田を支持した。

 これで日比交流戦は修斗の3連勝。30周年記念興行で負けるわけにはいかない修斗勢が気勢を上げた。
プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会
第1部 Supported by ONE Championship」(5月6日12時、東京・後楽園ホール)

◆第1試合 Women’sSHOOTO-50kgインフィニティリーグ2019 女子50kg契約5分2R
●廣瀬里美(パラエストラ松戸)(判定0-3=18-20×3)北野きゅう(高田馬場道場)

◆第2試合 女子バンタム級5分2R
●セラ(ニュージーランド/PUREBRED)(判定1-2=18-17、16-19、17-18)チェ・ウンジ(韓国/MAX FC4
FearlessGYM)〇
※セラが計量をクリアできず62.3kg契約に変更。セナは毎ラウンド減点1からスタート。

◆第3試合 77kg契約5分2R
●ジョナタン・バイエス(アメリカ/パラエストラ沖縄)(1R3分53秒、KO)キ・ウォンビン(韓国/TEAM POSSE)〇

◆第4試合 バンタム級5分3R
〇齋藤 翼(日本/総合格闘技津田沼道場・FIGHT FARM)(1R3分6秒、KO)イム・ジョンミン(韓国/MMA STORY)●

◆第5試合 バンタム級5分3R
●石橋佳大(Duroジム)(3R4分50秒、KO)藤井信樹(ALLIANCE)〇

◆第6試合 日比交流戦 修斗 vs チーム・ラカイ 3×3交流戦 ストロー級5分3R
〇黒澤亮平(※元世界ストロー級王者 日本/パラエストラ松戸)(1R2分17秒、KO)ジェロム・ワナワン(フィリピン/チーム・ラカイ)●

◆第7試合 日比交流戦 修斗 vs チーム・ラカイ 3×3交流戦 フライ級5分3R
〇箕輪ひろば(日本/総合格闘技道場STF)(3R2分22秒、スリーパーホールド)ジャレッド・ライアン・アルマザン(フィリピン/チーム・ラカイ)●

◆第8試合 日比交流戦 修斗vsチーム・ラカイ3×3 バンタム級5分3R
〇岡田遼(日本/同級環太平洋王者/パラエストラ松戸)(判定3-0=30-28、29-28、30-27)ジアン・クラウド・サクレッグ(フィリピン/チーム・ラカイ)●

◆第9試合 世界ライト級チャンピオンシップ5分5R
〇松本光史(王者/フリー)(4R57秒、KO)小谷直之(挑戦者・同級3位/ロデオスタイル)●
※松本は2度目の防衛に成功
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