【インタビュー】池田エライザ × 清水尋也  今度は「撮ったら」呪われる…! 『リング』シリーズ最新作『貞子』


 怖がりな人でも、誰かと一緒なら、ホラー映画や怖い話が少しだけ楽しくなるもの。

清水「以前に、仲の良い友人の家に泊まっていたとき近所に心霊スポットがあるよというので、夜中に行ってみたことがあるんです。昔、城があったという公園だったんですけど、明らかにヤバい感じがする道があって“ここは行かないほうがいい”と言って帰ってきました。あのまま行っていたら、見ちゃいけないものを見てしまっただろうと思いますね…」

池田「あー絶対無理。私はお散歩好きなので公園にもよく行くことがあるんです。林試の森公園とかすごくきれいで好きなんですけど、ときどきゾワってすることがあるんです。霧がかかっているような、ひんやりした空気を感じるときがあって…。こういう話をしていると寄ってきそう。今まで自分の中でホラーなんて絶対に嫌、と思っていたんです。亡くなった人のことを怖いもの見たさで茶化しているような、いけないことだという気がして。でも今回ホラーを経験してみて、アトラクション的な面白さも感じたんですけど、フィクションだったとしても、なぜその人が怨霊としてこの世にとどまったのかを描くことによって、生きている人が自分自身を見つめなおすきっかけにもなるんだな、と思えるようになったんです。実際にやらなかったら、ホラー映画のことをこういうふうには思えなかったと思います。自分が茉優を演じたことで、ホラーの見方に多様性をもたらすというか、見る人一人ひとりに委ねられる作品になればいいな、と思います。『貞子』はホラーの猛者から、恋人とイチャイチャしたい人まで(笑)、いろいろな人が見に来てくださる作品だと思うんですが、そんな中でも茉優や和真、何より貞子の思いにふれてもらえたらうれしいです」

清水「じゃあ今度ホラー映画を見に行きましょう!」

池田「絶対に嫌! うるさいって映画館を追い出されると思う」

清水「僕も大声を出すから」

池田「2人とも追い出されるでしょ(笑)。でも確かに『貞子』を見る方には、ぜひ大声を出して楽しんでもらいたいかも」
 満を持してタイトルロールとなった貞子が日本中を絶叫させる。

(TOKYO HEADLINE・秋吉布由子)
©2019「貞子」製作委員会
『貞子』
監督:中田秀夫 出演:池田エライザ、塚本高史、清水尋也他/1時間39分/KADOKAWA配給/5月24日(金)より全国公開 
公式サイト… https://sadako-movie.jp
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