趣味合わないカップルに聞く【相手の“不思議”受け入れ法】
世の中のカップルは何か共通の趣味がきっかけでくっつくことが大半だろう。しかし、何から何まで趣味や好みが一緒というカップルはそうはいない。付き合い始めて初めて分かったパートナーのあんな癖こんな癖。我慢できずに別れてしまうカップルも多いだろうが、ちょっと待て! 世の中には正反対の嗜好を持ちながらも互いに理解しあって楽しく生活するカップルもいる。そんな3組のカップルに相手の「不思議」を受け入れるコツを聞いてみた。
CASE.1「ペットの好みが違いすぎるカップル」
自宅にヘビ5匹を飼う畠山幸子さん。ヘビと暮らす生活は一体どういったものなのか?果たしてご主人は受け入れているのか?本人に暮らしぶりを聞いてみた。
――ご自宅にヘビを飼っているとか?
神社で龍を見たのをきっかけに、龍に似て縁起がいいヘビを飼ってみようと思い立ちました。ピンクやラベンダーなど、きれいな色のヘビがいて可愛いんですよ。家に5匹いますが、一番上が9才のオスのミルキーちゃん。鳴き声もないし、散歩に行かせる必要もないので、すごく飼いやすいんですよ。
――ご主人は畠山さんのヘビ好きをどう思っているんでしょう?
実は20歳年上の主人。最初は驚いていましたが、ヘビに出会ったのも「ご縁だね」と温かく受け入れてくれています。夜行性なので夜中にガサガサ音がしたり、トイレの臭いを嫌がることもありますが、今では職場でネタにしているみたい。大変なのは、月に一度の餌やり。冷凍のマウスを袋から取り出して、解凍して与えています。たまに私が忙しい時に餌やりをお願いすると、「それだけは絶対いやだ!」と断ってきます。普段餌用のマウスはビニール袋や新聞紙に包んで見えないように保存しているんですけどね。私は慣れちゃいましたけど、やっぱりハードルが高いみたいです。
――マウスの餌やりは確かにインパクトがあるかも… でも畠山さんの話ぶりはとっても楽しそう。お互いどうやって受け入れているんでしょう?
相手が絶対に譲れない事、たとえば主人なら「餌やりは嫌」ということは守ってあげるようにしています。相手の最低限の要求を受け入れることが、お互いを尊重することではないですかね。あとは、ちょっと変わった趣味があっても、それも含めて丸ごと愛されるのがポイントかもしれないです!