メインで一本勝ちの小金がZSTの再興とRIZIN参戦をアピール【5・11 ZST】

上田は何度もタックルを試みるも…(撮影・蔦野裕)
上田貴央が因縁のウォンニに判定負け

 第8試合では上田貴央が韓国のジョン・ウォンニと対戦。3-0の判定で敗れた。

 この2人は1年半前に対戦。その時はウォンニの暴走ファイトで上田が反則勝ちを収めている。ともに納得できる結果ではなく、年号をまたいでの決着戦となった。

 試合はウォンニがプレッシャーをかけ飛び込んでは強烈なパンチを打ち込んでいく。上田は右のガードが下がり気味でパンチを食らってしまうが、それでも果敢にタックルを敢行。テイクダウンを狙うが、ウォンニはがぶってタックルを切っては離れ、上田のグラウンドには付き合わない。

 2Rに入ってもウォンニは徹底的にスタンドでの戦いにこだわっていく。上田はミドルキックをキャッチさせたうえで組み付きに行くなどさまざまなパターンでテイクダウンを狙うが、フィジカルも強いウォンニはなかなか倒れない。残り1分、上田が組み付き引き込むが逆にウォンニにマウントを奪われてしまう。上田はバックマウントを奪われながらもそこからアームロックを狙う。しかし裏返したところで無念のゴングが鳴った。